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2014年6月24日

クローズドループステッピングモーターユニットαSTEP
アブソリュートセンサ搭載AZシリーズにギヤードタイプをラインアップ

オリエンタルモーター株式会社(取締役執行役員社長:野村重幸 本社:東京都台東区東上野4-8-1)は、クローズドループステッピングモーターユニットαSTEP アブソリュートセンサ搭載AZシリーズに4種のギヤードタイプを新発売しました。

(ドライバ写真後列左より)パルス列入力タイプ、位置決め機能内蔵タイプ
(モーター前列左より)TSギヤードタイプ、PSギヤードタイプ、HPGギヤードタイプ、ハーモニックギヤードタイプ

概要

アブソリュート方式の位置決めを、バッテリ不要で可能にするAZシリーズに、低価格のTSギヤードタイプ、高トルクのPSギヤードタイプ、高精度・高トルクのHPGギヤードタイプ、より高精度・高トルクのハーモニックギヤードタイプの4種類のギヤードタイプを新発売しました。昨年9月に発売した標準タイプよりトルクが必要、より大慣性の負荷を駆動する用途に最適です。

背景

近年、設備の高機能化、稼働率向上のため位置制御のアブソリュート化が進んでいます。しかし、従来のアブソリュートセンサはバッテリを使用して位置情報のバックアップを行う方式が一般的であり、バッテリ保守によるメンテナンスコストの上昇が課題になっていました。また、バッテリには輸送や破棄・リサイクルなど取り扱い上の問題があります。バッテリバックアップが不要な機械式アブソリュートセンサも一部で使われていますが、一般的に機構が複雑で、サイズやコストの上昇が問題となっていました。そこで、小型で低コストの機械式多回転アブソリュートセンサ(以下ABZOセンサ)を開発し、αSTEP AZシリーズとして新発売しました。

特徴

1.新開発・ABZOセンサを搭載

1)機械式センサ
独自の新構造と信号処理技術により、小型・低コストを実現したABZOセンサを搭載(特許取得)。
複数の歯車で構成される機械式センサを採用しており、個々の歯車の角度を認識することで位置情報を検出しています。そのため、バッテリが不要です。

2)多回転アブソリュート方式
基準となる原点から、モーター軸で±900回転(1800回転分)の絶対位置が検出可能です。


3)簡単な原点設定
位置決めの基準となる原点は、ドライバ正面のプッシュボタンやI/O入力により簡単に設定できます。原点出しに必要な外部センサは不要です。センサや配線のコストを削減でき、原点調整の手間が省けます。原点の情報は、センサ内部のメモリに記憶されるため、センサケーブルの切断やドライバの交換があった場合も、値が消えてしまうことがありません。

2. 高信頼性、省エネルギー

αSTEP は、通常はパルス指令に同期してオープンループ制御で運転し、小型で高トルクを発生するため、加速性・応答性に優れています。過負荷時は、即座にクローズドループ制御による制御に切り替わり、位置の補正を行います。また、高効率によるモーターの発熱低減で、省エネルギーも実現します。

3. 4種のギヤードタイプ

1) TSギヤードタイプ
シンプルな平歯車機構。高精度な部品加工によりバックラッシを低減し、低価格。


2) PSギヤードタイプ
太陽歯車を中心とした遊星歯車機構。複数の歯車によってトルクが分散されて伝達されるため、TSギヤードタイプに比べ高トルク。


3) HPGギヤードタイプ
ハーモニックプラネタリの遊星ギヤを採用。ノンバックラッシ。


4) ハーモニックギヤードタイプ
ハーモニックギヤを採用。高トルクでノンバックラッシ。

種類と価格

 AZシリーズ ギヤードタイプ

 定価

 位置決め機能内蔵タイプ( FLEX *)

 パルス列入力タイプ

 TSギヤードタイプ

 91,000円~102,300円

 86,000円~97,300円

 PSギヤードタイプ

 102,200円~122,000円

 97,200円~117,000円

 HPGギヤードタイプ

 110,200円~149,700円

 105,200円~144,700円

 ハーモニックギヤードタイプ

 131,700円~162,500円

 126,700円~157,500円

※FLEXとは、I/O制御、Modbus(RTU)制御、ネットワークコンバータ経由でのFAネットワーク制御に対応した弊社製品の総称です

拡販を狙う市場

産業ロボットや液晶・半導体製造装置、自動車製造設備、工作機械、物流搬送など。

販売目標

5年後 5,000台/月

発売日

2014年6月6日