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uroko_ac1405   7 / 8

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モーターをめぐる、ちょっとした小咄。 あまり知られていない モーターのひみつにクイズで迫ります。 A B C D 1923年(大正11年)に手作りで製作された[B]。当時一般的だった整流子(ブ ラシ付)モーターで、外形は相当大きく、当時はオシログラフなどに利用されて いました。 戦後、テレタイプなどの通信・電信用機器に[D]のような同期モーター(シン クロナスモーター)が利用されるようになります。また、モーターの取り付けもベッ ドタイプからフランジ取付タイプに移行していきました。この頃には、同期モー ターのほか、誘導電動機(インダクションモーター)などもフランジ取付タイプ の標準品として登場。徐々に量産化されていきました。 60年代後半には複写機などに利用される一方、用途の広がりに伴い、動力用 モーターが求められるように。1966年に登場した高トルクなKシリーズ[C]は、 動力用モーターの定番として多くの用途に採用され、後継機種もロングセラー になりました。そのDNAは現在の最新機種にも引き継がれています。 1952年の広告。すでに「標準品」の 文字が確認できる。 フランジ取付タイプ 同期モーター ベッドタイプ 1/30馬力(25W)整流子モーター フランジ取付タイプ インダクションモーター ベッドタイプ 同期モーター 取付角寸法と出力の基準が生まれたのは終戦後の日本。当時のモーターは 整流子電動機が主流で、すべてがベッドタイプの特注品。また、手作りが当た り前の時代でした。1950年、経済成長が加速するなか、これからは高価で時 間がかかる特注品を抜け出し、生産コストを下げて量産化することが必須…そ う考え、社員5人で事業を復興させようとしている会社がありました。東洋電 動機株式会社、のちのオリエンタルモーターです。 同期電動機・誘導電動機などを作りながら「ベッドタイプから安価で使いや すいフランジタイプへ」「受注生産から標準品販売へ」を掲げて型番、出力の 分類・整理に着手し、標準化を推進。「あくま で装置部品のひとつとして、メーカーの注文に 応じて各々オリジナルを造る」という業界の常 識に対し、価格、納期で必ずメリットになると説 得を重ね、1957年、22機種の標準化モーター を発表しました。その標準化モーターが示した サイズは世に広く受け入れられ、いまでは世界 中の小型モーターで採用されるスタンダードに なっています。 問1 問2 1920年代から1960年代に作られた小型ACモーターの 古い写真。古い順に並べ替えると? 小型ACモーターの取付角寸法と出力の関係は、 一般的に80mmが25W、90mmが90W…と、どのメーカーも同じ。 この寸法と出力の関係はどのように決めた? 70mm 15W 25W 40W 60W 90W 80mm 90mm 海外のメーカーの規格を基準に決めた 国(日本)が独自に基準を決めた 日本のメーカーが独自に基準を決めた 1 2 3 解説1 解説2 1922年に独自開発した1/16馬力 整流子電動機の銘板にORIENTAL MOTORの文字。受注生産なので、 お客様の社名入り。 問1 答. B→D→A→C 問2 答. 3 ACモーター 進化の歴史 お題 ちょっと 息抜き 7