【DO!BOOK・ページリンク】
uroko_st1212   3 / 8

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


ことで、確実に装置のコストダウン を実現できるモーターなのだ。では、 ここからは意外と知られていないス テッピングモーターの特性や技術情 報を、分かりやすい形で紐解いてみ たい。本当に使えるモノなのか、サー ボモーターとの差についてなど、漠 然と感じている疑問や誤解をスッキ リと解消してもらおう。  「停止精度はあまり高くないので は」と考えていたら、しっぺ返しを食 らうことになるかもしれない。むし ろ、ステッピングモーターは停止精 度に優れているのだ。その特長に、 オープンループで正確な制御が可能 だという点がある。たとえばRKU シリーズを使用して回転テーブルの 位置決めを行った場合、その停止精 度は±0.05度以内(無負荷時)。 誤差はステップ間で累積しないの で、高精度な位置決めができる。エ ンコーダを必要としないモーター構 造は、ステッピングモーターの駆動 システムがシンプルであること、安 価であることにもつながっている。  次に中・低速域のトルクの高さも 見逃せない。サーボモーターは中速 域から高速域まで、フラットにトル クを発生させられるのが特長。多回 転テーブルなどロングストロークの (回転量が多い)運転に向いている。  一方、ステッピングモーターのト ルク特性はフラットではない。中・ 低速域のトルクカーブがぐっと高 く、高速域ではトルクが下がってい 得意科目は「停止精度」 「中・低速域」「応答性」 オープンループなのに、高い停止精度。 ショートストロークなら ステッピングモーターがだんぜん有利! しかも、低コスト。 POINT 1 実は、 停止精度がすごい! POINT 2 実は、 中・低速が得意! 取付角 寸法品名定価モーター出力 (目安) 42mm RKS543 39,500円〜 RKS544 39,600円〜 50〜100W相当 RKS545 40,300円〜 60mm RKS564 43,500円〜 100〜200W相当 RKS566 44,000円〜 RKS569 44,500円〜 200〜400W相当 85mm RKS596 49,200円〜 RKS599 53,000円〜 400〜750W相当 RKS5913 57,000円〜 ステッピングモーターって 出力に換算すると何Wくらい? RKUシリーズ□ 85mmと 出力400W/750Wのサーボモーター ※RK Uシリーズで算定 取付角寸法42mmの場合はサーボモーターの50〜100 W 相当、同じく85mmの場合は400 〜 700W 相当になりま す。シリーズや型番にもよりますが、選定する際の目安と してお役立てください。 中・低速域のトルクが特に大きいステッピング モーター。代表的な特性図はこんな感じ。(左下) 例えば取付角寸法85mmの製品では1000r/ minのとき、400Wサーボモーターの定格ト ルク相当。 より低い速度域では最大で5 倍以上のトルク を出すことができる。短距離の位置決めなら、 この低・中速域のトルクが高いことが重要。 ステッピングモーターのトルクを分かりやす く出力換算すると、あくまで目安だが、下記の ようになる。(右下) たとえばステッピングモーターの停止精度 ±0.05°をボールねじ機構に換算すると 【使用条件】 ●使用モーターRKUシリーズ ●ボールねじのリード10mm ↓ 停止精度±1.4μm 一般的に研削ボールねじの精度は±10μm。 転造ボールねじの場合はさらに、精度がさがり±20 μmなので、ステッピングモーターの停止精度が ボールねじの精度より十分に高いのがわかる。 ±1.4μm ±0.05° トルク[N・m] 回転速度[r/m in] .... .... RKS5913AC.... サーボモーター400W(定格トルク) 0 0 2 4 6 8 200 400 600 RKS596AC RKS599AC 800 1000 サーボモーター750W(定格トルク) 回転テーブルの位置決め ボールねじを使用した位置決め 3