豊富なラインアップでさまざまな用途にお使いいただけるギヤードステッピングモーター。
その活用方法を、お悩み事例ごとにご提案します。
お悩み事例1 トルクアップが必要だがモーターの取り付けサイズが変えられない!
今まで使っていた製造ラインで搬送物の仕様が変更になったため、装置の改造案件が入りました。搬送物の重量が上がったのでモーターのトルクアップが必要です。設置スペースが限られているので取り付けサイズは変えられないのですが、何かいい案はありませんか?
ご提案 モーターの取り付けサイズが変わると、周辺部品の再選定が必要になってくることもありますね。このようなケースにはギヤードタイプをご提案します。
おすすめポイント1 取り付けサイズはそのままにトルクアップが可能!一般的に、トルクアップを実現するにはモーターのサイズを大きくします。しかし、取り付けサイズが限られるときは、標準タイプと同じ取り付けサイズでありながらトルクアップを実現する、ギヤードタイプがおすすめです。※シャフト径、ねじの取り付け方向は変わります。
モーターサイズとトルク比較
回転速度-トルク特性比較
コラム:ギヤードタイプなら小型・軽量化の要求にも対応可能!励磁最大静止トルクが同等の標準タイプとギヤードタイプを比較した場合、ギヤードタイプの方が小型に!結果、質量・容積の軽減につながります。
お悩み事例2 負荷慣性が大きい!
負荷慣性が大きい装置のモーター選定をしています。
ギヤを組み合わせることで大慣性駆動が可能のようですが、取り付けサイズやコスト面を踏まえると、どの製品が最適なのでしょうか。
使用条件 ・ワーク自体は小型なので、装置はできるだけコンパクトにしたい
・負荷のサイズや重量のばらつきがあるので、負荷変動に柔軟に対応したい・検討中の製品 : ACサーボモーター+ギヤヘッド
負荷慣性が大きい機構例
ご提案:このようなケースでお悩みのお客様には、許容慣性モーメントの大きいギヤードステッピングモーターをおすすめします。
おすすめポイント1:出力が小さくてもサーボモーターの1.4倍!サーボモーターで大慣性負荷を回すには、出力を上げることが一般的です。一方、最大トルクが同レベルのギヤードステッピングモーターは、小型・低出力ながら許容慣性モーメントはサーボモーターの1.4倍!出力は小さくても、実は同等レベルのトルクを出すサーボモーターより大きな慣性を回せます。
最大トルクが同レベルのACサーボモーターとステッピングモーターの仕様比較
おすすめポイント2:装置の小型・軽量化・コストダウンに貢献!ギヤードステッピングモーターは小型ながら大慣性駆動が可能。装置の“小型・軽量化”はもちろん、“コストダウン”を実現します。
最大トルクが同レベルのACサーボモーターとステッピングモーターのサイズ・価格比較
ギヤードステッピングモーターは
	どうして大慣性駆動が可能なの!?
照代さんに聞いてみよう!
標準タイプのモーターに比べて、ギヤを使った場合に駆動できる負荷慣性モーメントは減速比の2乗に比例するの。だからモーターが小型でも、より大きな慣性を駆動できるのよ。
そもそも負荷慣性モーメントってなに!?
照代さんに聞いてみよう!
物体を動かしたり止めたりするときは、重たいものほど大きな力が必要になるわ。回転の場合、回転させたり止めたりするときは重いもの、回転の中心からの距離(半径)が長いものほど大きな力が必要なの。このように、物体の動かしにくさや回転しにくさのことを「(負荷)慣性モーメント」と呼ぶのよ。
お悩み事例3 生産性向上を図りたい!
「1つでも多く生産できるよう、もっと工夫できないか」という要望があがっています。改造コストもできるだけ抑えた何かいい方法ありませんか?
使用条件
ご提案:THギヤードタイプをお使いのお客様には、最大トルクが使えるTSギヤードタイプをおすすめします。
おすすめポイント1:位置決め時間を短縮できる!ギヤ出力軸に加えられる最大のトルク値を「最大トルク」といいます。加減速時に最大トルク領域を使用すると位置決め時間の短縮が可能。生産性向上に貢献します。
従来品のTHギヤードタイプにはない最大トルクが、新製品のTSギヤードタイプで使用可能になりました。
新5相ステッピングモーターユニットRK2シリーズ TSギヤードタイプの特性図
おすすめポイント2:7,800円〜35,700円のコストダウン!TSギヤードタイプはコストダウンにも貢献。許容入力速度範囲も1800r/minから3000r/minへと広がり、位置決め時間短縮の可能性も広がります。※新5相ステッピングモーターユニットRK2シリーズパルス列入力タイプ・片軸シャフトの場合
最大トルクは、全ギヤードタイプにあるの!?
照代さんに聞いてみよう!
最大トルクは、平歯車機構のTSギヤードタイプ、
	遊星歯車機構のPSギヤードタイプ・PNギヤードタイプ、ハーモニックドライブのハーモニックギヤードタイプで活用できるわ。最大トルクが使えるギヤードモーターのラインアップが増えてきていて、
	便利になっているわね。
許容トルクを超えて使用しても大丈夫!?
照代さんに聞いてみよう!
加速トルクが最大トルク以内に収まっていれば大丈夫よ。ただし「平均トルクは許容トルク以内におさまっている」ことが条件。ちなみに許容トルクとは、ギヤ出力軸に連続的に加えられるトルク値のことね。
お悩み事例4 とにかく精度よく位置決めしたい!
高分解能かつ滑らかに回転できる、精度のいい製品を検討しています。とにかく精度よく位置決めしたいので、ガタつきのない製品はありますか?
使用条件
ご提案:ハーモニックギヤードタイプをおすすめします。
おすすめポイント:高減速比でバックラッシ0!ハーモニックギヤードタイプは、バックラッシ0を実現するハーモニックドライブを採用。許容速度範囲は0〜35r/min(減速比100)と、オリエンタルモーターのギヤードステッピングモーターの中でもっとも低速で駆動させることが可能です。・減速比ラインアップ:50、100
ハーモニックギヤードタイプ内部構造
負荷の面取り付けが可能
番外編
オリエンタルモーターのギヤードステッピングモーターは、かんたん選定で便利!
しかも、組み付け済みで使いやすい!とご好評をいただいています。
かんたん選定で便利!!
モーター、ギヤヘッドは別売りなので選定に手間がかかる!
かんたん組み付けで便利!!オリエンタルモーターのギヤードステッピングモーターは、
モーター部とギヤ部が連結しているため、装置への組み付けがかんたん!バックラッシ値を保証しているので、安心してお使いいただけます。