先輩インタビュー こころ、よのなか、うごいた瞬間。

Interview 05 モーター設計 鈴木 祐貴 2009年入社 高専 電気工学科卒

Interview 05 モーター設計

鈴木 祐貴 2009年入社 高専 電気工学科卒

オ ン ONの顔

0.5ミリの違いに気づくには、現実・現物との対峙が必要だった。

 搬送用コンベアなどに使用されるAC小型標準モーターの設計・開発に携わり2年が経ったころ、先輩方が脈々とつないできたバトンを受け取った。初めて担当を任されたそのプロジェクトは金型の更新業務だった。「モーターの性能は変えずに、製造面でコストダウン可能な形状にマイナーチェンジする」ことを課題とし、数年後に控える金型更新のタイミングに合わせて、改善を盛り込むことを計画した。
 思い通りのモーター特性にならず、試作・評価を繰り返しているうちに、気が付けば更新時期が目前に迫っていた。現行品と全く同じ形状で更新する道もある。それでも、狙った改善効果を目指し、あきらめずにどこまでいけるか。チームの目的は変わらなかった。
 検証に使用するサンプル作成を依頼すると、すぐに他部署から部品容器いっぱいのサンプルが届く。実験室にいると、周囲が温かい声をかけてくれた。「現実、現物を確認し、順序立てて1つずつ狙った特性が出ない原因を見つけ出そう」。さまざまな条件でサンプルを測定し、ようやく小さな違いを見つける。肉眼ではほぼ分からない、0.5ミリの部品寸法の差異だった。「なぜモーター特性に差が出るのか?」(現実)、「各部品のどの部分に差があるのか?」(現物)と1つずつ向き合いながら試行錯誤を繰り返したからこそ出せた結果だった。また、振り返ると、あきらめずに仕事ができたのも、部門を越えて周囲の協力があったからこそと思う。
 金型の更新に改善効果を盛り込んだ結果、会社の利益向上にも貢献できた。失敗があるからこそ喜びも大きい。「仕事で得た学びは必ず次の仕事につなげる」。その繰り返しで、今日も前に進む。

オ フ OFFの顔

趣味は海釣り。最近は会社の同僚や高校の友人と小旅行へ行くことが多い。休日はアクティブに過ごすことでリフレッシュしている。