よくある質問「電磁ブレーキ付モーターのスイッチ接続」

2013年4月9日

フィールドサービススタッフの藤井です。
今回は電磁ブレーキ付きモーターの接続でよくある問合せを
ご紹介したいと思います。

まずは電磁ブレーキ付きモーターの接続図をご覧下さい。


この接続図では黒リードと橙リード線のそれぞれにスイッチの
接点を入れていて、スイッチ1(SW1)をONすると電磁ブレーキが開放、
同時にモーターが回転するようになっています。

ここでお客様から以下のようなご質問をいただくことがあります。
「スイッチ1の接点は2個必要ですか?1個ではダメですか?」
接続図にするとこのようになります。


確かに、黒リードと橙リードに電源電圧を加えるだけですので、
スイッチ1の接点は1個でもよい気がしますが・・・。

結論から言いますと、お客様の言われた接続でも動作は可能ですが
いくつか注意点があります。
実は取扱説明書でもこの注意点は「接続の簡略化」という内容で
記載されています。

【接続を簡略化したときの注意点】
 ①モーターのオーバーランが大きくなります。
  スイッチ1をONからOFFにしたとき(運転から停止にしたとき)、
  電磁ブレーキの保持力が約50ms遅れます。
 (基本接続と比べて電磁ブレーキの動作が遅れます)
  
  オーバーラン量はモーターのワット数や負荷状況によって
  異なりますが、無負荷では約2回転くらいはオーバーランが
  大きくなると思われます。 詳細はHPのQ&Aにも記載があります。

 ②上下駆動では「接続の簡略化」は出来ません。
  電磁ブレーキの保持力が遅れてしまい、
  ワークの保持が出来なくなってしまうため上下駆動はNGです。

 ③三相モーターは「接続の簡略化」は出来ません。 

なぜ、「電磁ブレーキの保持が遅れるのか?」という事を解説すると
話が複雑になるため、ここでは割愛させていただきます。
気になるお客様は、お客様ご相談センターまでお問い合わせください。

以上、お客様からよくある問合せについてのご紹介でした。

技術的なご相談やご質問等は、お客様ご相談センターでご対応させて頂きますが
実際にお伺いして技術的なご相談にもご対応させて頂くこともできますので、
その場合は私のいるフィールドサービス専用回線までご連絡下さい。

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