未来への挑戦者たち 02

明日はもっと良くなるように。
振り返りの習慣が、
柔軟な現場対応力につながる

製造部門|浜野 由樹子

今でも一途に好きな絵を描くこと

小さな頃から、とにかく絵を描くことが好きでした。自然や動物に興味を持ち、じっと観察しては描いていました。高校は、全国でも珍しい工芸科のある学校に進学し、美術科でデッサンや油画の技法を勉強しました。物を観察して描写する静物画から始めて、自由な想像を描写する空想画まで、幅広い表現を学びました。

今でも絵は描き続けています。職場では私が描いた魚の絵があちこちに飾られているんですよ。絵を飾ってみないかと言われたときはびっくりしましたが、とてもうれしい気持ちになりました。

話しているシーン
絵画と一緒に映る学生時代の浜野さん
ずっと続けている絵画。継続することで見えてくるものがあります

モノづくりに関わっていきたい。そんな思いでモーターの世界に

芸術に関わることだけが進路ではないと考えたんです。例えば、絵を描くことを支える道具を作っている会社があり、そんな会社の存在が私の日常を支えてくれていました。モノづくりが好きな自分だから、モノづくりで社会を支えている会社で働いてみたいと考えたんです。

入社したばかりの頃は、見たことも触ったこともないモーターの世界で、分からないことだらけ。「みんな最初は何も分からないところからスタートするけれど、できるようになるよ。細かい作業が得意ならきっと向いている。どんな人でも向いている仕事が見つけられる。いろいろな作業工程があるから、必ず活躍できるよ」という先輩の言葉に励まされました。
周りの先輩に丁寧に仕事を教えてもらいながら、モーターのステーターという部品を作る最初の工程・巻線工程から経験を積んで、知識を身に付けていきました。

仕事中のシーン

型にはまらず、とらわれず。状況に合わせて柔軟に

現在は、ラインアテンダントとして、所属するステーターグループの生産管理を担当しています。
ラインアテンダントという仕事は、日々、生産現場が適切に稼働するように管理する仕事です。急に欠員があったときや、大量に受注が入ったとき、納期に合わせてどうやって生産するか計画を立てます。現状の生産能力以上の出来高を求められた時が一番頭を悩ませますね。同じラインアテンダントとして働く2人の同僚とも話し合いながら、お互いに協力して生産を進めていきます。

また、グループメンバーが現在の担当とは別の業務も習得できるよう教育も進めています。常に5名くらいは自分の担当とは別の工程を勉強中です。言葉だけでは伝わりにくいと思った時には、手順書にイラストを付け加えたりもします。イラストや図をその場でサッと描けるのは、これまで続けてきた絵を描く力が生きています。教え方の枠にとらわれず、人に合わせて伝え方を柔軟に変化させることを大切にしています。

話しているシーン
仕事中のシーン

毎日の習慣を大切に。改善は日々の業務から生まれる

入社してから12年間、ステーターグループの変化を目にしてきました。入社当時と比べれば、働く環境も大きく変化しています。

私自身も、ひと通りすべてのライン工程を覚え、仕事を教える立場を経験しました。人がいてこそ回る製造ラインのなかで、自分以外の人に気に配り、人を大切にという思いを持って仕事ができるようになってきた頃にラインアテンダントを任されました。自分自身が長い時間をかけて成長してきたので、すぐに全部ができるようになるとは思っていません。積み重ねていくことが大切なんです。

毎日の朝礼で前日の振り返りをグループのメンバーに共有するため、終業時には必ず1日を振り返ってみることを習慣にしています。良かった点、悪かった点、今日の改善点をメンバーにどんな風に伝えたら良いだろう?と考えます。話し方ひとつで相手の気持ちも大きく変わりますから、できるかぎり心を配り、伝え方を工夫しています。

自分がこれまでに学んできた知識や経験を次の世代に伝えるためにも、毎日の習慣を大切に、こつこつ改善を積み重ねていきたいです。

地元のみんなが知っている。そんな企業で輝くリーダーになりたい

人がいてこそ回るラインの現場で、些細なことも見逃さず、よく観察して気付けるリーダーになっていたいです。メンバー全員が、それぞれの持ち味を発揮できる環境が私の考える理想の職場ですね。

そして、オリエンタルモーターを、もっと地元に知られて愛される企業にしたいです。こんなに歴史があって、世界に流通するモノづくりを続けている企業が地元にあることを、私はとても誇りに思っています。例えばいつか、モーター博物館のようなものができて、地域や世界中の人が訪れるような場所になればいいな。モーターの歴史を学べる学習コーナー、小さな実験コーナー、子どもたちが模型を触りながら楽しく学べるコーナーがあれば楽しいですね。

TO THE FUTURE

未来へのチャレンジを語るシーン