未来への挑戦者たち 03

仕事も学びも、まずは自分がやってみせる。
製造現場で次の世代を育てるリーダーに

製造部門|木間塚 正和

自分の好きなことをやればいい。父が背中を押してくれた

父が自転車店を営んでいたので、工具がいつも身の周りにある環境で育ちました。実家はオリエンタルモーターの近くです。小さい頃から会社の前を通っていたので知っていました。
高校生になり、将来自転車店を継ぐかどうか迷っていた頃に「自分の好きなことをやればいい」という父の言葉に後押しされて、企業に就職することを考え始めました。
高校3年の夏、オリエンタルモーターの会社見学に参加しました。そのとき印象に残ったのは、会社に活気があって、工場内が全面ガラス張りの窓でとても明るかったこと。働いている人も環境もいいなと思って、採用試験を受けました。

入社してからは先輩たちに早く追いつきたくて、仕事を覚えようと必死でした。最初の3カ月で20キロぐらい体重が落ちて、上司に「お前大丈夫か?」と言われるほど心配をかけましたが、それだけがむしゃらにやっていた結果なのかな。

話しているシーン
入社当時のがむしゃら時代。スラっとした木間塚さん
入社当時のがむしゃら時代。説明しているのが私

未知の領域。部署異動で得たもの

勤続20年の節目に、入社以来所属していた加工工程から組立工程の部署へ異動することになりました。同じ会社の中でも組立は自分にとって未知の領域。経験を積んで自信を持っていた加工から離れることに戸惑いもありましたが、上司と話すうちに「新しい職場で頑張ってみたい」という気持ちに変わっていきました。
部品加工やパーツについての知識は持っていましたが、組立工程に異動して初めて、自分が加工したパーツが組み合わさってどういう形になるのか知りました。今までやってきた加工の工程が頭の中でひとつにつながり、自分たちが作っているモノの完成形が見えてきました。

現場は、良いものをつくるという共通の目的に向かって進みます。組立工程に異動したことで、品質に対する考え方やものの見え方がより俯瞰で捉えられるようになったと思います。
2年後に再び元の部署に戻ったのですが、そのとき何より嬉しかったのは、思いがけず若手の成長を感じ取れたことです。彼らの物事に対する考え方や発言の仕方、自ら率先して動く姿に、頼もしさを感じています。

仕事中のシーン

自分の役割を知り、現場を変えていく立場に

現在は、加工部門のマネジメントを担当しています。自分の役割は、中長期的な戦略を立てることです。
具体的には、開発された製品の売れ行きを予想し、生産計画を立てること。業界を定点観測することで、どうすればその製品を安定供給できるのかが見えてきます。たとえば半導体業界の需要が上がってくると、少し後にモーター業界の需要も上がってきます。その波に合わせ、最善のモノづくりができるように生産能力を上げていかないといけません。経営層と相談しながら、設備投資についてのジャッジを下すこともあります。
人をマネジメントするという面では、自分が終わりまで指示を出すのではなく、メンバーが自分で考えて動けるように、伝え方や会話の仕方を工夫しています。これまでの経験をフルに活かしながら考える日々です。

仕事中のシーン
話しているシーン

今も勉強を続けています

入社して5年目ぐらいから、自分の知識が今どのくらいのレベルにあるのかを確認したくて、技能検定を受けるようになりました。何度目かの挑戦でついに特級技能士の国家試験に合格。土浦事業所では5名しかいない特級技能士は、ワーキングウエアにつけた星のバッジが目印です。
今も次の資格取得に向けて通信教育で勉強を続けています。
オリエンタルモーターでは、自己啓発費用の一部を会社が負担してくれて、技能検定に合格するとお祝い金も支給されます。資格取得や教育に対する会社のバックアップは、モチベーションにつながっています。

未来の製造現場で活躍する人を育てたい

オリエンタルモーターは多品種少量生産に対応しており、人にしかできない作業も多く、現場ではたくさんの人が活躍しています。未来の製造現場では、今よりもオートメーション化が進み、製造の現場ではロボットが活躍していると考えています。人は製品の付加価値を高める仕事に集中し、高品質の製品をより安価に提供しながら、収益を上げられるようになっていたいです。

また、これから技能士をもっと増やしたいと思っています。そのためにはまず自分がやって見せることが大切です。その背中を見て、自分に続く人が出てくれればいいなと思っています。製造の現場には、知識を身に付けてステップアップしたいという気持ちを持った社員がたくさんいます。文系・理系関係なく、みんなのスキルを上げたいです。自分自身も勉強を続けながら、ずっと人を育てていきたい。「人財」という言葉の通り、人を育てることに未来があると思っています。

TO THE FUTURE

未来へのチャレンジを語るシーン