Q&A
製品カテゴリ: AC小型標準モーター
機種・シリーズ: レバーシブルモーター
内容: 使用方法・設定方法 、機能・特性・仕様・外形図
Q&A No.: 24
- Q.
- レバーシブルモーターは「30分定格」とありますが、30分しか使用できないのですか?
- A.
- モーターケース中央部の表面温度が90℃以下であれば、30分を超えて使用できます。
「30分定格」はモーターが許容できる温度上昇で決められていますが、取り付け状態、負荷条件、運転サイクルなどを工夫し、モーターケース表面温度が90℃を超えなければ、長時間にわたって使用できます。
【補足】
レバーシブルモーターは「30分定格」となっていますが、短時間の間欠運転をおこなう場合にも運転条件によって運転時間が変化します。レバーシブルモーターを短時間の間欠で使用した場合、モーターの起動時、および逆転時に大きな電流が流れ発熱が大きくなりますが、モーターの停止している時間を長くとると停止時の自然冷却効果が大きく、モーターの温度上昇を低く抑えることができます。
●間欠運転した場合
間欠運転の条件を図1のA~Eのように決めます。Fは連続運転の条件を示します。これらの条件で当社の代表的なレバーシブルモーターの温度上昇を実測してみました。
図2から図8がその結果です。
温度上昇の測定に際しては、モーター単体を宙吊りにして、熱の伝導がほとんどなく、しかもコンデンサランモーターでは温度上昇の面から最も厳しい無負荷の状態で測定しています。
ただし、特にモーターの定格トルクより負荷が大きかったり、慣性負荷が大きい場合には、起動や逆転に要する時間が長くなり温度上昇がより高くなる場合もありますのでご注意ください。
例えば4RK25GN-CW2Eの温度上昇は、巻線温度上昇で80℃以下、モーターケース温度を90℃以下に抑えて運転するように、注意が必要です。
図5 4RK25GN-CW2Eでは、運転時間と停止時間が同じであれば(条件A、B)連続して間欠運転ができることがわかります。(条件C、Dの場合が限度となります。)また、出力の大きなモーターほど時間が短くなります。
表1には、図2から図8の温度上昇測定に使用した放熱板のサイズを表示します。
表1 : 放熱板のサイズ
品名サイズ(mm)厚さ(mm)材質0RK1GN-CW2J80×805アルミニウム2RK6GN-CW2E115×1153RK15GN-CW2E125×1254RK25GN-CW2E135×1355RK40GN-CW2E165×1655RK60GE-CW2E200×2005RK90GE-CW3E200×200
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