Q&A
製品カテゴリ: αSTEP 、 ステッピングモーター
機種・シリーズ: 全般
内容: 使用方法・設定方法 、異常・トラブル 、ノイズ
Q&A No.: 34
- Q.
- ステッピングモーター(αSTEPを含む)にノイズ対策をしたいのですが、どのような方法がありますか?
- A.
- ノイズは制御モーターの誤動作・位置ずれ等の原因となります。必要に応じてノイズ対策をしてください。
基本的なノイズ対策としては、優先順位が高い順に以下の方法が有効です。
1. ノイズ発生源を抑える
2. ノイズが伝達されにくい環境にする
3. ノイズ受け側の耐量を上げる
- ■詳細
1. ノイズ発生源を抑える
発生源ごとに、ノイズレベルを下げる対策をとります。
●PE端子またはFG端子を接地する
●ノイズを吸収する機器を接続する-
(※オリムベクスタ株式会社のサイトへ移動します)
-
電源ラインのノイズを低減します。
-
リレー接点のサージノイズを低減します。
-
2. ノイズが伝達されにくい環境にする
●動力線と信号線を分ける
●ケーブル長を短くする
●ノイズ源を離す
●ドレイン線付きの信号ケーブルを使用するドレイン線で接地することで、耐ノイズ性が向上します。
ドレイン線に端子を圧着した専用信号ケーブル(別売)※をご用意しています。
※詳しくはお問い合わせください。
ドレイン線付信号ケーブル●パルスラインをツイストペアにする
ツイストペアにすることで、外部から加わる磁力線の影響で発生する電圧(ノイズ)を相殺することができます。
ツイストペア線
- ・
- 平行線の場合
発生電圧が同方向のため、加算される - ・
- ツイストペアの場合
発生電圧が相殺される
3. ノイズ受け側の耐量を上げる
●ラインドライバ出力
ラインドライバ出力とは、専用ICを使いふたつの信号出力の電圧差でON/OFFする通信形態です。
ラインドライバ出力電圧の差を見てON/OFFを判断するため、ノイズの影響を受けにくくなります。
一部シリーズでラインドライバ出力との配線を紹介しています。
オープンコレクタとラインドライバのノイズの影響※ラインドライバ出力とオープンコレクタ出力の違いについては、「おしえて!照代さん」でご紹介しています。
●パルス出力変換器を使用する
オープンコレクタ出力をラインドライバ出力に変換する回路です。
パルス発振ユニット(コントローラ)がオープンコレクタ出力であっても、この変換器を介在させることでラインドライバ出力に変換でき、耐ノイズ性が向上します。
※パルス出力変換器(別売)についての詳細は、お問い合わせください。
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