Q&A
製品カテゴリ: αSTEP 、電動アクチュエータ
機種・シリーズ: AZシリーズ 、電動アクチュエータ AZシリーズ搭載
内容: 使用方法・設定方法 、機能・特性・仕様・外形図
Q&A No.: 285
- Q.
- AZシリーズでのModbus通信で、連続していないレジスタアドレスのデータを1回で設定できますか?
- A.
間接参照を使用して1回で設定することができます。
間接参照は、送信専用のアドレス(間接参照アドレス)にデータを格納して設定する方法です。
設定したいデータのアドレスが連続していなくても、間接参照アドレスが連続しているため、1つのクエリで送信できます。<間接参照の概要>
間接参照エリアが4928(1340h)~4991(137Fh)まで用意されており、自由に割当ができます。
Modbus(RTU)では一度に設定できるのは連続したアドレスに限るため、不要なアドレスを飛ばせません。
このエリアに読み書きしたいアドレスを連続で並べることで、必要なデータのみを1回で設定することができます。連続したアドレスのため、一度に読み書きできます
<設定例>
ドライバ出力・検出位置・トルクモニタを読み出す場合の例です。
サポートソフトMEXE02の間接参照対象アドレスに設定をします。
読み出しのクエリとレスポンスは以下のようになります。
クエリ
フィールド名称データ内容スレーブアドレス01hスレーブアドレス1ファンクションコード03h保持レジスタからの読み出しデータレジスタアドレス(上位)13h読み出しの起点となるレジスタアドレス
※今回は間接参照エリア0レジスタアドレス(下位)40hレジスタ数(上位)00h起点のレジスタアドレスから読み出すレジスタの数
※「ドライバ出力状態」、「検出位置」、「トルクモニタ」の上位・下位で計6個(=0006h)レジスタ数(下位)06hエラーチェック(下位)C0hCRC-16 の計算結果エラーチェック(上位)98hレスポンス ※□□は読み出し値によって異なります
フィールド名称データ内容スレーブアドレス01hクエリと同じ値ファンクションコード03hクエリと同じ値データデータバイト数0Chクエリのレジスタ数の2倍の値
(6×2=12個=000Ch)レジスタアドレスのリード値(上位)□□hレジスタアドレス1340hの読み出し値
※今回はドライバ出力状態(上位)レジスタアドレスのリード値(下位)□□hレジスタアドレス+1のリード値(上位)□□hレジスタアドレス1341hの読み出し値
※今回はドライバ出力状態(下位)レジスタアドレス+1のリード値(下位)□□hレジスタアドレス+2のリード値(上位)□□hレジスタアドレス1342hの読み出し値
※今回は検出位置(上位)レジスタアドレス+2のリード値(下位)□□hレジスタアドレス+3のリード値(上位)□□hレジスタアドレス1343hの読み出し値
※今回は検出位置(下位)レジスタアドレス+3のリード値(下位)□□hレジスタアドレス+4のリード値(上位)□□hレジスタアドレス1344hの読み出し値
※今回はトルクモニタ(上位)レジスタアドレス+4のリード値(下位)□□hレジスタアドレス+5のリード値(上位)□□hレジスタアドレス1345hの読み出し値
※今回はトルクモニタ(下位)レジスタアドレス+5のリード値(下位)□□hエラーチェック(下位)□□hCRC-16 の計算結果エラーチェック(上位)□□h
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