Q&A
製品カテゴリ: AC小型標準モーター
機種・シリーズ: 全般
内容: メンテナンス 、異常・トラブル
Q&A No.: 384
- Q.
- ACモーターが壊れていないか確認する方法はありますか?
- A.
- 以下の3つの方法で簡易的に確認することができます。
- <確認方法>
1. モーター巻線抵抗値の測定による巻線状態の確認
2. コンデンサ容量の確認
3. モーターシャフト手回しによる軸受(ベアリング)劣化状態の確認<ご注意>
- ・確認の際には、感電事故・短絡事故防止のため、必ず電源を遮断してください。
- ・通電したタイミングでブレーカが落ちる場合は、モーター動力線が地絡またはモーターが絶縁破壊を起こしている可能性があります。
電源は投入せずに、モーター・コンデンサの交換をおすすめします。
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>>ACモーターが回転しない場合の確認方法については、以下をご参照ください。
Q230.ACモーターが回転しません。回転しない原因を確認する方法はありますか? -
>>当社では無償で検査をおこないます。依頼方法はこちらをご覧ください。
- 詳細
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1. モーター巻線抵抗値の測定による巻線状態の確認
以下の表を参考にモーターの巻線抵抗値を測定し、巻線に断線や短絡がないかを確認します。
断線の場合 : 各相の抵抗値が数kΩ以上であれば断線の可能性
短絡の場合 : 抵抗値が1Ω以下であれば内部で短絡している可能性 -
2. コンデンサ容量の確認
使用するモーターに適したコンデンサが使われているかを確認します。
容量の確認
コンデンサ側面とモーター銘板に記載のある容量(μF)が同じかを確認してください。
電圧の確認
コンデンサ側面に記載のある電圧(VAC)がモーター銘板に記載のある電圧(V)の約2倍であることを確認してください。
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3. モーターシャフト手回しによる軸受(ベアリング)劣化状態の確認
ギヤヘッドを外した状態でモーター軸を手で回し、ロックしていないかを確認します。
レバーシブルモーターは簡易ブレーキがあるため、接触音・抵抗が若干生じますが、異常ではありません。
電磁ブレーキ付モーターは、電磁ブレーキを解除してから確認してください。
直交軸ギヤードタイプ、ウォームギヤードタイプのギヤヘッドは取り外せないため、モーターシャフトの手回しによる確認ができません。検査に出して頂くことをおすすめします。
検査の依頼方法はこちらをご覧ください。
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