Q&A
製品カテゴリ: スピードコントロールモーター
機種・シリーズ: BMUシリーズ
内容: 使用方法・設定方法 、異常・トラブル
Q&A No.: 420
- Q.
- BMUシリーズを使用していますが、ドライバのフロントパネルに「AL30」というメッセージが表示されました。AL30とはどのような意味ですか?
- A.
-
「AL30」は過負荷状態を示すアラームです。以下の原因が考えられます。
- ・
- 連続運転領域を超える負荷が、「軸拘束時は除く過負荷アラーム検出時間」パラメータに設定した時間以上、モーターに加わった。または、出力軸が拘束された。
- ・
- モーターの温度が低い状態で起動した。
負荷状況、加減速時間などの運転条件をご確認ください。
<参考>BMUシリーズのアラーム一覧
アラーム
コードアラーム名称原因処置ALARM-
RESET
入力※1
(AL20)過電流地絡などによって、過大な電流がドライバに流れた。ドライバとモーターの配線に破損がないか確認してください。無効
(AL21)主回路過熱ドライバの内部温度がアラームの検出温度を超えた。- ・
- 周囲温度を見直してください。
- ・
- 筐体内の換気条件を見直してください。
有効
(AL22)過電圧- ・
- 電源電圧が定格の約120%を超えた。
- ・
- 巻下げ負荷運転をおこなった、または許容負荷慣性を超える負荷を駆動した。
- ・
- 電源電圧を確認してください。
- ・
- 運転時に発生するときは、負荷を軽くするか、加減速時間を長くしてください。
(AL25)不足電圧電源電圧が定格の約60%以下になった。- ・
- 電源電圧を確認してください。
- ・
- 電源ケーブルの配線を確認してください。
(AL28)センサ異常運転中に接続ケーブルのセンサ信号線が断線した、または接続ケーブルのセンサコネクタが外れた。ドライバとモーターの接続を確認してください。
(AL30)過負荷- ・
- 連続運転領域を超える負荷が、「軸拘束時は除く過負荷アラーム検出時間」パラメータに設定した時間以上、モーターに加わった。または、出力軸が拘束された。※2
- ・
- モーターの温度が低い状態で起動した。
- ・
- 負荷を軽くしてください。
- ・
- 加減速時間などの運転条件を見直してください。
(AL31)過速度モーター出力軸の回転速度が約4800r/minを超えた。
(AL41)EEPROM異常- ・
- 保存データが破損した。
- ・
- データの書き込みや読み出しができなくなった。
パラメータを初期化してください。無効
(AL42)初期時
センサ異常電源を投入する前に、接続ケーブルのセンサ信号線が断線した、または接続ケーブルのセンサコネクタが外れた。ドライバとモーターの接続を確認してください。有効
(AL46)初期時
運転禁止※3「外部運転信号入力」パラメータが「OFF」の場合、運転スイッチがRUN側のときに、電源を再投入した。運転スイッチをRUN側からSTAND-BY側にしてください。「外部運転信号入力」パラメータが「ON」の場合、FWD入力またはREV入力がONで運転スイッチがRUN側のときに、電源を再投入した。- ・
- 運転スイッチをRUN側からSTANDBY側にしてください。
- ・
- FWD入力またはREV入力をONからOFFにしてください。
「外部運転信号入力」パラメータが「RE」の場合、FWD入力またはREV入力がONのときに、電源を再投入した。FWD入力またはREV入力をONからOFFにしてください。
(AL6E)外部停止※4EXT-ERROR入力がOFFになった。EXT-ERROR入力を確認してください。- ※1
- アラームの解除方法
有効 : 以下の3通りです。
- ・ ALARM-RESET入力をONにする
- ・ モニタモードのアラームリセットを実行する
- ・ 電源の再投入
無効 : 電源の再投入 - ※2
- 短時間運転領域を超える負荷で運転したとき、または出力軸が拘束されたときは、最長5秒でアラームが発生します。ただし、「軸拘束時は除く過負荷アラーム検出時間」パラメータでの設定を5秒以下に設定すると、その設定した時間で過負荷アラームが発生します。
- ※3
- 「初期時運転禁止アラーム」パラメータが有効のときに発生します。
- ※4
- EXT-ERRORを入力端子に割り付けているときのみ発生します。
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