プログラミングソフト MRC Studio

MRC Studioスプラッシュ

MRC Studioは立上げからメンテナンスまでサポートするソフトウェアです。

コンピュータで、運転プログラムの作成、各種パラメータの設定・編集がおこなえるほか、ティーチング、各種状態のモニタを行うことができます。

動作環境

MRC Studioを使用するための動作環境についてご案内します。

オペレーティングシステム

次のOSは、32ビット(x86)版と64ビット(x64)版に対応しています。

  • Microsoft Windows 10 Ver.1607以降
  • Microsoft Windows 11
CPU IntelR Core i3・プロセッサー 2GHz 以上(OSに対応していること)
グラフィック DirectX10以降、VRAM 128MB以上
ディスプレイ解像度 HD(1280×720)以上
メモリ※1 2GB以上
ハードディスク ※2 1GB以上の空き容量
USBポート USB2.0 1ポート
※1
OSの動作条件を満たしている必要があります。
※2
MRC StudioにはMicrosoft .NET Framework 4.8が必要です。インストールされていない場合は自動でインストールされるため、場合によっては、追加の空き容量が必要になることがあります。

重要

  • お客様がご使用になっているシステムの環境によっては、必要なメモリやハードディスクの容量が異なる場合があります。

通信ケーブル

以下仕様のUSBケーブル(市販品)をご用意ください。

規格 USB2.0(フルスピード)
ケーブル 長さ : 3m以下
形状 : A to miniB

使用許諾契約書

MRC Studioをダウンロードする前に必ず使用許諾契約書をお読みください。

使用許諾契約書

ダウンロード

MRC Studio(製品版)と、ロボット本体やロボットコントローラ MRC01 がなくても、実際の動きを想定したシミュレーションが可能な MRC Studio Simulator をご用意しています。

  • 初めてご使用される場合は、セットアップ方法のガイドに従って、インストールをしてください。
  • 本サービスで提供するファイルは、ZIP形式で圧縮しています。
  • ダウンロードされるファイルサイズとダウンロードされたファイルサイズが一致していることを必ずご確認ください。
  • ファイルサイズが不一致の場合は、ファイルを解凍(実行)しないで破棄してください。その後、再度ダウンロードをおこなってください。

MRC Studio(製品版)と MRC Studio Simulator の違い

どちらも無料でダウンロードいただけます。機能の違いは次の通りです。

項目 MRC Studio(製品版) MRC Studio Simulator
ロボットコントローラ MRC01との通信 -
セットアップ
ロボットコントローラ MRC01 やドライバと通信する項目は設定できません。
PCへの設定データファイルの保存
ファイルを開く
.mrcxファイルを開けます。 .mrcxtファイルを開けます。
また、設定プログラムのサンプルファイルもご用意しています。
MRC Studio Simulator で作成したデータファイルのインポート -
ティーチング
運転プログラム作成
テスト運転
パラメータ設定
設定できないパラメータがあります。
詳細は、MRC Studio Simulator の[ヘルプ]>[使い方を表示]でご確認ください。
モニタ
モニタ出来るのは以下内容です。
  • ロボットのTCP座標
  • 各軸の角度
  • 手系
  • 使用中のツールオフセットの番号
  • 使用中の座標系の情報
  • パレットモニタ(パレットの大きさなどの情報、現在のセル番号など)
  • ロボット情報モニタ(ロボットのリンク長さなどの機構情報)

外部機器との接続が必要な信号系の情報はモニタできません。
  • ※ MRC Studio Simulator では各軸の負荷条件は考慮されていないため、実際の動きに差異が生じる可能性があります。
    初めて実機を動作させる際は、運転速度率を下げてお試しいただくことを推奨しています。

MRC Studio(製品版)

最新バージョンのダウンロード

バージョン 言語 対象OS ダウンロードファイル
Ver.4.1.1.0※1 日本語/英語/簡体字/繁体字※2 Windows 10 Ver.1607以降
Windows 11
ダウンロードはこちら
※1
管理者権限がないままインストールをおこなうと、製品との通信ができない場合があります。
※2
言語切り替え機能を搭載しているため、アプリケーション内で言語を切り替えることができます。

ご注意

MRC Studioの最新Ver.で設定したMRC01は、設定後にそれ以前のMRC Studioと組み合わせないでください。
データの読み出し/書き込みが正常に実行できず、MRC01内のデータが変わってしまう可能性があります。

MRC01 Ver.4.0.0.0 変更内容

デバイスドライバ

デバイスドライバはMRC Studioのインストール時に自動的にインストールされます。
MRC Studioと一緒にデバイスドライバがインストールできなかった場合にのみ、お使いください。

デバイスドライバのダウンロードファイルには、32bit版と64bit版が含まれています。お客様の環境に合わせてお使いください。

デバイスドライバ 対象OS ダウンロードファイル
ORIENTAL MOTOR USB Common Virtual COM Port Driver Windows 10
Windows 11
2.1MB
(2,215,632byte)

改版内容

改版時期 バージョン 言語 内容
2024年2月 Ver.4.1.1.0 日本語/英語/簡体字/繁体字

機能改善

  • 運転プログラム編集画面のコピー機能修正
  • OVR6048K1-Vの右手/左手系対応
2024年1月 Ver.4.1.0.0 日本語/英語/簡体字/繁体字

対応ロボットの追加

  • ORIM VEXTA 3軸水平多関節ロボットアーム(OVR3041K3-H)
  • ORIM VEXTA 6軸垂直多関節ロボットアーム(OVR6048K1-V)

ORIM VEXTAロボットの品名変更 ※機能は変更なし

多言語対応(英語/簡体字/繁体字)

機能の追加

  • テストモード時の現在のユーザー座標系の表示

機能改善

  • カメラ連携機能―キャリブレーションウィザード
  • 動作安定性改善
  • ※ 過去の改版履歴については、こちらをご覧ください。

MRC Studio Simulator

最新バージョンのダウンロード

ロボットコントローラ MRC01 との通信なしで実際の動きを想定したシミュレーションが可能な MRC Studio Simulator をご用意しました。
ロボットの3Dグラフィックを見ながら、ティーチング、原点設定、運転プログラムの作成/実行ができます。
MRC Studio Simulator で作成した運転プログラムは、実際のロボット導入時にそのままご使用いただけます。
ダウンロードファイルには、ロボットタイプごとにプログラム作成された、サンプルデータファイルが含まれていますので、インストール後すぐにお試しいただけます。また、言語切り替え機能を搭載しているため、アプリケーション内で言語を切り替えることができます。

使い方はこちら

バージョン 言語 対象OS ダウンロードファイル
Ver.4.0.0.0 日本語/英語/簡体字/繁体字 Windows 10
Ver.1607以降
Windows11
255MB
  • ※ 製品版と機能や動作が異なる場合があります。また、ロボットコントローラ MRC01と通信することはできません。MRC01と接続して使用する場合は、製品版ソフトウェアを使用してください。
  • ※ 製品版とバージョンが異なる場合があります。ご了承ください。

セットアップ方法

はじめに

MRC Studioのダウンロード・インストールの前に、以下の項目をご確認ください。

  • インストールの際は、パソコン管理者の権限が必要です。
  • インストールの前に、現在インストールしているMRC Studioを必ずアンインストールしてください。 (お使いのバージョンの確認は、ソフト内のヘルプ-「バージョン情報」でおこなってください。)
  • ルート証明書が最新の状態になっていない場合、インストールに失敗することがあります。

ダウンロード・インストール手順

上記の「はじめに」の内容に問題がなければ、以下の手順でMRC Studioのダウンロード・インストールに進みます。

  1. インストールプログラム(ZIPファイル)をダウンロードします。
  2. ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、Setup.exe(セットアッププログラム)を起動させます。
    解凍ファイルはなるべく階層の浅いフォルダに展開してください。
    例) C:\(展開フォルダ)
  3. インストールが開始されるので、画面の手順に従ってインストールします。

MRC Studioをインストールすると、MRC Studioのほかに、USB用デバイスドライバとMicrosoft .NET Framework 4.8 がインストールされます。

アンインストールについて

MRC Studioの最新版をインストールする(バージョンアップする)際は、旧バージョンのアンインストールが必要です。
以下の説明に沿って、MRC Studioをアンインストールしてください。

お知らせ MRC Studioをアンインストールするときは、MRC Studioとデバイスドライバの両方をアンインストールしてください。
なお、MEXE02をお使いの場合は、「ORIENTAL MOTOR CO., LTD. Common Virtual COM Port Driver」のアンインストールは必要ありません。

デバイスドライバのアンインストール

  1. 通信ケーブルを取り外します。
  2. お使いのOSのプログラムアンインストール方法に従って、「ORIENTAL MOTOR CO., LTD . Common Virtual COM Port Driver」をアンインストールします。

MRC Studioのアンインストール

お使いのOSのプログラムアンインストール方法に従って、「プログラミングソフト MRC Studio 」をアンインストールします。