2相ステッピングモーター

PKP/PKシリーズ

2相ステッピングモーター PKP/PKシリーズ
  • 高トルク・低振動
  • 取付角13~90mm
  • ギヤードタイプ、エンコーダ付、電磁ブレーキ付を用意
お知らせ2023.11.22

PKPシリーズのエンコーダ付が、高分解能・高角度精度のエンコーダになりました。

特徴 | 2相ステッピングモーター PKP/PKシリーズ

性能の向上

高トルク化

モーター巻線設計の見直しにより、高電流化が可能になりました。 低速域から高速域までトルクアップを実現しています。

同サイズでの回転速度-トルク特性比較

同サイズでの回転速度-トルク特性比較

励磁最大静止トルクの比較

励磁最大静止トルクの比較

省エネルギー・省電力

モーターに供給する運転電流を下げることで、従来の製品と同等なトルクを得ながらも消費電力量、CO2排出量の低減を実現できます。

消費電力量・CO2排出量 従来比56%減(当社比)

消費電力量・CO2排出量 従来比56%減
回転速度 0.1kHz (30r/min)
稼働時間 24時間、365日
運転状況 運転50%、待機50%
電源電圧 DC24V
CO2係数 0.519㎏-CO2/kWh

低振動化

磁気設計の見直しにより、従来品よりさらなる低振動を実現しています。

低振動化

概要や特性、特徴の詳細はこちら(テクニカルレポート)

ダウンサイジングによる省資源

従来品に比べ、大幅にトルクを向上させました。同等のトルクで比較した場合、PKPシリーズを使用することでモーターをダウンサイジングすることができます。装置の省スペース化、軽量化に貢献します。

外形比較体積44%ダウン!

外形比較
品名 PK264-02A PKP244U12A2
励磁最大静止トルク
(N・m)
0.39 0.39
取付角寸法
(mm)
56.4 42
質量(㎏) 0.45 0.3

小型・薄型コネクタを採用

小型・薄型コネクタを採用したPKPシリーズは、コネクタ部の張り出しが低くなりました(一部製品は除く)。また引き出し方向が上向きになったことで、 モーターケーブルの引き出し方向の自由度がアップしました。

pkp244d23b2
pkpケーブル引き出し
  • ※ 詳細は各モーターの外形図をご確認ください。

開発の詳細はこちら(テクニカルレポート)

エンコーダ付

エンコーダ付をご用意しています。現在位置と指令位置とを比較することで、モーターの正常動作を確認できます。

エンコーダー

エンコーダの主な仕様

タイプ 標準タイプ 高分解能タイプ
SHギヤードタイプ
分解能 200P/R、400P/R、
1000P/R
400P/R
角度精度 ±0.36°(モーター出力軸での換算値)
出力信号 A相、B相、Z相(3ch)
  • ※ 標準タイプの取付角寸法42mm、56.4mmは、分解能1000P/Rのラインアップもご用意しています。製品の詳細は こちら

角度精度について

実際の回転角度とエンコーダから出力される角度の誤差です。

角度精度について

モーター位置情報の検出が可能

現在位置モニタや位置ズレの検出などが可能です。
たとえば、現在位置と指令位置とを比較することで、モーターの正常動作を確認できます。

システム構成例

システム構成例
  • * モーター出力軸での換算値

再現性の高い原点出しが可能

励磁原点(安定点)でZ相信号が出力されるため、原点センサ(モーター軸に取り付ける1回転内原点を検出するセンサ)の代用ができます。
また、Z相出力信号とTIM出力信号の併用がしやすくなり、原点出しの再現性が上がります。

  • ※ モーター出力軸が原点から7.2°(高分解能タイプは3.6°)回転するたびにドライバから出力される信号です。

Z相出力のタイミングが定まっている場合
新エンコーダ(磁気式)

Z相出力のタイミングが定まっている場合 新エンコーダ(磁気式)

励磁原点(安定点)を中心に±3.6°の幅で、Z相信号を出力。

Z相出力のタイミングが定まっていない場合

Z相出力のタイミングが定まっていない場合

Z相信号の出力タイミングは不定のため、原点センサとしての代用はしづらく、TIM信号との併用も難しい。

小型エンコーダを搭載

取付角寸法56.4mmの場合

  • ※ 外形図のオレンジ色の部分はエンコーダ部です。
エンコーダのサイズ

電圧出力タイプとラインドライバ出力タイプを選択可能

電圧出力タイプとラインドライバ出力タイプをご用意しています。
また、エンコーダの配線に便利なケーブルを別売りでご用意しています。

モーターの種類

分類 タイプ 取付角寸法
[mm]
基本ステップ角度
[°]
結線方式 付加機能
ギヤなし

標準

標準タイプ
13 ~ 85 1.8 バイポーラ、
ユニポーラ
エンコーダ、
電磁ブレーキ

高分解能

高分解能タイプ
28 ~ 56.4 0.9 バイポーラ、
ユニポーラ
エンコーダ、
電磁ブレーキ

薄型

高分解能タイプ エンコーダ付 (2相モーターのみ)
42、60 1.8 バイポーラ なし
ギヤ付き

SHギヤード

SHギヤードタイプ
28 ~ 90 0.05 ~ 0.5 バイポーラ、
ユニポーラ
エンコーダ

CSギヤード

CSギヤードタイプ
28 ~ 60 0.09 ~ 0.36 バイポーラ、
ユニポーラ
なし

薄型ハーモニックギヤード

薄型ハーモニックギヤード
51、61 0.018 ~ 0.036 バイポーラ なし

関連製品

組み合わせドライバ(別売)

2相ステッピングモーター用ドライバもご用意しています。

バイポーラ駆動ドライバ
CVDシリーズ パルス列入力タイプ/RS-485通信タイプ

取付プレート付 ライトアングル
コネクタの向きが横向きとなります。

取付プレート付 ライトアングル

取付プレート付
コネクタの向きが上向きとなります。

取付プレート付

取付プレートなし
コネクタの向きが上向きとなります。

取付プレートなし
  • ※ 写真はパルス列入力タイプです。RS-485通信タイプに取付プレートなしはありません。

詳細はこちら

バイポーラ駆動ドライバ
CVDシリーズ Sタイプ

基板実装型の小型ドライバで、モーターの位置決めをSPI通信で制御するドライバと、パルス列で制御するドライバをご用意しています。

Sタイプドライバ

詳細はこちら

2相/5相ステッピングモーター用ドライバ
CVDシリーズ 多軸タイプ EtherCAT対応

EtherCAT通信に対応した、4軸タイプの2相/5相ステッピングモーター用ドライバです。通信ケーブル1本で入出力信号の配線ができるため、省スペース・省配線なほか、上位機器を介さずにエンコーダ情報を直接取りこむことができます。

詳細はこちら

多軸タイプドライバ

ユニポーラ駆動ドライバ

ユニポーラ駆動用ドライバ

詳細はこちら

ステッピングモーター/ドライバの組み合わせのご紹介

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ パルス列入力タイプドライバ詳細へ
CVD パルス列ドライバ

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ パルス列入力タイプドライバ

ステッピングモーターをパルス列入力で簡単に運転をおこないたい。そんなニーズにお応えするモーターとパルス列入力タイプドライバです。高効率化・高トルク・低振動化をさらに追及し、性能をより向上させました。

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ RS-485通信タイプドライバ詳細へ
CVD RS-485ドライバ

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ RS-485通信タイプドライバ

ステッピングモーターを、Modbus(RTU)制御で動かしたい。タッチパネルで簡単にデータを設定したい。そんなニーズにお応えするモーターとRS-485通信対応のドライバです。上位制御機器1台に対して、ドライバを最大31軸まで接続して制御することが可能です。

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V-185

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ステッピングモーター PKPシリーズ

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ラインアップ

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品名の見方

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システム構成

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寿命について

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よくあるご質問(FAQ)

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