可変速プロペラファンのメリット

  • 必要に応じて風量を変化させたい
  • 電源周波数が異なる地域に出荷したい
  • ファンの騒音を抑えたい
  • コストを削減したい

…そんな現場のお悩み、可変速で解決します!

可変速ファンを選ぶべき3つの理由

その1 状況に応じて風量を調節可能

装置稼働状況や温度に合わせた風量を得ることができます。

例えば、通常時は設定した速度で運転させ、「装置内部が設定温度を超えた」といった異常が発生した場合、高速運転に切り替えるシステムを構築できます。

また、装置条件が変わっても、手動で適当な風量に変更することもできます。

自動で風量調整する例

その2 購入後にも、全国、そして世界各国で風量調節可能

電源周波数が変わると、ファンの風量も変わってしまいます。
可変速ファンで調節すれば、出荷先に応じて風量調節可能。
50Hz地域、60Hz地域問わず、世界各地どこでも同等の冷却がおこなえます。

装置出荷先に応じて風量調整可能

その3 低騒音・節電さらに長寿命

状況に応じて風量を調節することで、低騒音化や節電が可能。
また、ベアリングの劣化を抑え、ファンの長寿命化をはかることができます。

MRSシリーズ □200m 三相電源入力(インバータ駆動)の場合

どうやって使う?選べる2つの調節方法

  • 風量を手動で調節する

    手動により、簡単に風量を調節できます。

    風量を手動で調整する
  • 風量を自動で調節する

    稼働状況や温度に合わせて、ファンの風量を自動で制御します。

    風量を自動で調整する

ポイント インバータと組み合わせ可能なMRS/MREシリーズ(三相電源入力タイプ)

インバータとの組み合わせが可能です

当社では、一般的なインバータと組み合わせた場合の「風量-静圧特性」、「インバータのパラメータ設定値」を参考としてご用意しています。(右のグラフは1例です)

WEBサイトの製品詳細ページにて、各品名ごとの組み合わせ特性データをご覧いただけます。

インバータとの組み合わせ特性例

電食を防げます

電食とは、インバータなどから発生する高周波ノイズにより軸受に誘導電流が流れ、ベアリングが損傷する現象のことです。ファンの寿命が短くなる要因になります。

MRS/MREシリーズ三相電源入力タイプは、その防止策として、軸受にセラミックボールベアリングを採用しています。(右図)
「防電食ファン」として安心してご使用ください。

軸受にセラミックボールベアリングを採用

豊富なシリーズラインアップ

シリーズ MRSシリーズ
(三相電源)
MREシリーズ
(三相電源)
MRSシリーズ
(単相電源)
EMRシリーズ MDシリーズ Vタイプ
(可変速)
MRSシリーズ (三相電源) MREシリーズ (三相電源) MRSシリーズ (単相電源) EMRシリーズ MDシリーズ Vタイプ (可変速)
概要 大型・大風量・高静圧のAC入力ファンです。 期待寿命100,000 時間の長寿命AC入力ファンです。 大型・大風量・高静圧のAC入力ファンです。 低消費電力のAC入力ファンです。 PWM制御方式の小型DCファンです。
取付角
[mm]
250
200
180
160
120
92
80
60
52
40
可変速運転
制御方法
  • インバータ
  • インバータ
  • 可変抵抗器
  • 可変抵抗器
  • PWM信号
  • 外部直流電圧
信号出力
  • 回転低下アラーム出力
  • 回転低下アラーム出力
-
  • 回転低下アラーム出力
  • LED出力
  • パルス出力

ポイント EMRシリーズなら、ファンの稼働状態がひと目で確認可能。

ファンモーターの寿命や異物混入など、予期せぬ事態で回転速度が低下した場合、アラーム出力機能が作動します。

ファンが完全に停止してしまう前に交換でき、効率的な運転に貢献します。

EMRシリーズ アラームのLED出力

ポイント クルクル・かんたん、風量コントロール。

MDシリーズ Vタイプ(可変速)は、ファンスピードコントローラ FSC-24と組み合わせることで、ダイヤルを回すだけの直感的な速度制御をおこなえます。(PWM制御回路の設計不要です。また、1台で複数ファンを制御できます。)

さらに、温度スイッチを併用すれば、2速の自動切り替えが可能になります。

ファンスピードコントローラ FSC-24