ステッピングモーター RKⅡシリーズ 新技術

フルデジタル制御のフルタイムマイクロステップドライバ(5相ステッピングモーター初)

ドライバを、従来のトータル電流検出PAM制御から、各相電流検出PWM制御に変えることで、各相に流れる電流を正弦波状に。電流制御はデジタル化され、最新の高性能CPUを用いて高精度に演算されます。その結果、全速度域でマイクロステップ駆動が可能となり大幅に振動を低減。また、アナログ回路の大部分をデジタル化しCPU内に取り込むことによって、部品点数を大幅に削減、ドライバの小型化を実現しました。

従来品(トータル電流検出PAM制御)

5相分のモーター電流を、1個の電流センサで検出します。PAM方式と組み合わせて、5相分の平均電流が一定になるように定電流制御する方法です。モーター電流は台形波状になります。

RKⅡシリーズ(各相電流検出PWM制御)

5相分のモーター電流を、5個の電流センサで検出します。PWM方式と組み合わせて、定電流制御する方法です。 モーター電流は正弦波状に制御できます。

フルデジタル制御のフルタイムマイクロステップドライバ(5相ステッピングモーター初)

モーター電流波形(理論値データ)

モーター電流が台形波状から正弦波状になることにより、振動が低減します。

モーター電流波形(理論値データ)

高効率モーター

ステーターとローターの電磁鋼板の材質、厚さ、締結方法などを見直し、モーターが回転するときの損失の主因となる「鉄損」を低減しました。その結果、「消費電力」と「発熱」を大幅に低減することに成功しました。

高効率モーター