パーツフィーダー 供給安定性改善事例

課題

工場の電圧変動や、ワークの種類に影響されずに、
安定供給したい

工場の電圧変動や、ワークの種類に影響されずに、安定供給したい

従来の装置

三相インダクションモーターでフィーダーを振動させることでワークを一定方向に並べ、次の生産工程に送り出す装置。(速度制御にはインバータを使用)

用途
ばねやクリップなどの整頓、供給

従来の問題点

  • 使用する時間帯や、設備使用状況による電圧変動を受け、供給速度が変化してしまう
  • 大きいワークや重いワークの場合、負荷が大きくなり、供給速度に遅れが出る
  • ワークの種類によって速度を変更したいが、微調整が難しい

解決策

ブラシレスモーター BMUシリーズ
優れた速度安定性と、1r/min単位の速度設定により
安定した供給を実現

ブラシレスモーター BMUシリーズ

ブラシレスモーター BMUシリーズを採用することにより、ワーク形状・重量の変化や、工場内の電圧変動に左右されない、安定した供給を実現できます。さらに、速度を1r/min単位で設定できるため、ワーク種類に合わせた細やかな速度設定が可能です。

具体的なアプリケーション例

優れた速度安定性と、1r/min単位の速度設定により、安定した供給を実現

対負荷、対電圧、どちらにも優れた速度安定性

フィードバック制御とPWM制御により、負荷や電圧が変動しても、安定した速度で運転することができます。

  BMUシリーズ 一般的な三相インダクションモーター
(汎用インバータとの組み合わせ)
速度変動率 ±0.2%以下
(対負荷、対電圧)
-10%
(V/f制御 参考値)

例えば、BMUシリーズを3000r/min、汎用インバータ制御の三相インダクションモーターを1500r/minで駆動したときの、モーター軸上の速度変動を比較します。

三相インダクションモーター側は、150r/min程度の速度変動が生じます。対して、BMUシリーズの速度変動はたったの12r/min(±6r/min)です。

デジタルによる微細な速度設定

デジタルによる微細な速度設定

1r/min単位で、速度を細かくデジタル設定できます。
速度の変更は、フロントパネルのボリュームで手軽に設定できます。

ファンレスにより、粉塵の巻上げを防止

ブラシレスモーターは冷却ファンがないため、粉塵を巻き上げることがありません。ワークへの異物の混入・付着を防ぐことができます。

幅広いラインアップで選びやすく、お求めやすく

幅広いラインアップで選びやすく、お求めやすく
定格出力 30W、60W、120W、200W、400W
出力軸タイプ 丸シャフトタイプ、平行軸ギヤヘッド(2種)、
直交軸中空ハイポイドギヤ、脚取付ギヤヘッド
速度制御範囲 80 ~ 4000r/min※1
定価 25,900円※2
※1
一部ギヤヘッドにより異なります。
※2
出力30W 丸シャフトタイプ 単相100-120V入力/モーター、ドライバを合わせた価格です。