Q.NETC02-CCとAZシリーズを使用しています。運転信号を入れなくても、位置データを設定した直後にモーターを動かす方法はありますか?

A.

AZシリーズの簡易ダイレクトデータ運転を活用した方法をご紹介します。

例)0号機の運転データNo.0に、1000stepの位置データを設定し、データの書き込み直後に動作させる

はじめに

  • コマンド実行方式は、命令選択方式を使用します。
  • 位置データ以外の運転速度や加速・減速などのデータは、あらかじめ設定しておく必要があります。(未設定の場合、初期値が使用されます)

実行手順

リモートI/OのM0~M7入力をすべてOFF(運転データNo.0を選択している状態)にします。
リモートレジスタの命令コードに1035h(簡易ダイレクトデータ運転モニタ0)、号機番号に0h(0号機)、データに位置データ1000(1000step)をセットします。
リモートI/OのD-REQをONすると、モーターが動き始めます。
(※コマンド実行時にエラーが発生した場合は、D-ENDと同じタイミングでD-ERRもONになります。)
D-REQをONしている間は、リモートレジスタのデータ応答で、指令位置をモニタすることができます。
(※運転中にD-REQをOFFしてもモーターの運転は継続しますが、指令位置のモニタは停止します。)
モーターの運転が完了したら、D-REQをOFFにしてください。

【実行イメージ】

簡易ダイレクトデータ運転の実行イメージ

同じ運転データNo.上で、位置データを書き換えて再度運転をおこなう場合は、②~⑤の手順を繰り返してください。

補足

  • 簡易ダイレクトデータ運転は、運転中でも位置データを更新することができます。
    その場合は、一度D-REQをOFFにしてから、別の目標位置に書き換え、再度D-REQをONします。
  • D-REQをONにしている間は、AXIS-ALMRSTとSDT-EXE、およびメンテナンスコマンドの実行や、パラメータの読み込み・書き込みはおこなえません。
  • 「簡易ダイレクトデータ運転モニタ0選択(NETC)」のパラメータを変更することで、データ応答を指令位置以外の情報に変更することができます。

製品カテゴリ: ステッピングモーター、コントローラ・ネットワーク対応製品
機種・シリーズ: AZシリーズ、NETC02-CC
内容: 使用方法・設定方法
FAQ No.: 464

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