目的が分かったところで、さっそく「予知保全」と「予防保全」の違いを説明するわね。
「予知保全」とは、部品が壊れてしまった後に交換するのではなく、設備の状態を常に監視して、変化の兆候が見られた時に対応することなの。
対して、「予防保全」では、部品メーカーの推定寿命や設備の稼働状況を元に、あらかじめ交換時期を決めておくの。
そしてその時期が来たら、破損していなくても部品を交換する、という具合ね。
「予防保全」は、「虫歯を予防するために定期的に歯医者に通う」と例えるとイメージしやすいかしら。
-
予知保全
日々のセルフチェックで
変化に応じて歯医者へ
-
予防保全
3ヶ月に1回
定期的に歯医者へ
でもね、「予防保全」の場合、交換時期がくる前に壊れてしまう恐れもあるの。
設備が止まらないように維持したいなら、どちらかといえば「予防保全」より「予知保全」の方がおすすめね。