2-3. ブロワの構造と用途例

2-3-1. ブロワの概要と用途例

ダクトを用いた送風や、コンベヤ上のワークを「スポット的」に冷却するときは、大きな静圧を得られるブロワが適しています。
短時間でワークを冷却する用途、ワークの吸引・吸着を要する用途、筐体内の圧力損失が大きい用途にも向いています。

吹付冷却・乾燥

局部集中型の風を送り、ワークに付着した切削粉等のゴミを吹き飛ばす用途に適しています。

ダクトを使った送風、排気

作業で発生した熱を、外部へ逃がす用途に適しています。ランプや発熱源のスポットなどをすばやく吸い上げます。

ダクトを使った送風、排気

エアの供給

ビニール袋の開封などの用途に適しています。大風量、高静圧の送風で、ワークをすばやく膨らませます。

2-3-2. ブロワの構造

円筒状に配したランナー(前向き羽根)の遠心力により、回転軸にほぼ垂直な向きに旋回流を作ります。
発生した旋回流は、スクロールにより一方向に整流され、圧力も上昇します。

ブロワの構造

次のページでは、クロスフローファンの構造と用途例についてご紹介します。

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