Q&A
製品カテゴリ: αSTEP、電動アクチュエータ
機種・シリーズ: AZシリーズ、電動アクチュエータ AZシリーズ搭載
内容: 技術知識・資料・用語
Q&A No.: 294
- Q.
- AZシリーズはバッテリレスの機械式多回転アブソリュートセンサ(ABZOセンサ)を搭載していますが、どのような仕組みで位置を検出しているのですか?
- A.
- アナログ時計に近い仕組みです。
一般的に時計には、秒針、長針、短針の3つの針があります。
それぞれの役割は以下のとおりです。 - 秒針・・・何秒かを示す。
長針・・・秒針が何回転したかを示す。
短針・・・長針が何回転したかを示す。 - 秒針、長針、短針の組み合わせにより、0時から何秒経っているかを算出することができます。
例えば、右図のような9時27分10秒を全て秒に換算すると
[9(時)×60(分)×60(秒)]+[27(分)×60(秒)]+10(秒)=34030秒となります。 - ABZOセンサは、アナログ時計と同じように、複数の歯車で構成されています。
歯車には磁石が埋め込まれており、それぞれの歯車についている磁石の向きがアナログ時計の針と同様の役割を果たします。その磁石の向きを検出することで、モーターの位置を検出しています。 - 機械式センサのため、電気式のアブソリュートシステムに比べ、バッテリが不要というメリットがあります。
- ABZOセンサの仕組みについては、テクニカルレポート RENGAでさらに詳しく説明しています。
- バッテリ不要多回転アブソリュートセンサの開発
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