5相ステッピングモーター

PKP/PKシリーズ

5相ステッピングモーター PKP/PKシリーズ
  • 高トルク・低振動
  • 取付角20~85mm
  • ギヤードタイプ、エンコーダ付を用意
お知らせ2023.11.22

PKPシリーズのエンコーダ付が、高分解能・高角度精度のエンコーダになりました。

特徴 | 5相ステッピングモーター PKP/PKシリーズ

性能の向上

高精度

5相のPKPシリーズはステップ角度が0.72°(高分解能タイプ0.36°)・停止精度± 0.05°のため、高精度の位置決めが可能です。また、マイクロステップ駆動のドライバで制御したときの静止角度誤差はフルステップ駆動時とほぼ変わらず高精度です。

マイクロステップでも停止精度が悪化しない

(5相CVDシリーズドライバ+5相PKPシリーズモーター)

5相フルステップ停止精度
5相マイクロステップ停止精度

低振動化

5相のPKPシリーズは基本ステップ角度が0.72°(高分解能タイプ0.36°)と小さいため、基本ステップ角度1.8°の2相ステッピングモーターより低振動・低騒音です。また、マイクロステップ駆動のドライバで制御することでさらに低振動・低騒音駆動が可能です。

2相ステッピングモーターの振動特性例

2相ステッピングモーターの振動特性例

5相ステッピングモーターの振動特性例

5相ステッピングモーターの振動特性例

概要や特性、特徴の詳細はこちら(テクニカルレポート)

小型・薄型コネクタを採用

小型・薄型コネクタを採用したPKPシリーズは、コネクタ部の張り出しが低くなりました(一部製品は除く)。また引き出し方向が上向きになったことで、 モーターケーブルの引き出し方向の自由度がアップしました。

pkp244d23b2
pkpケーブル引き出し
  • ※ 詳細は各モーターの外形図をご確認ください。

開発の詳細はこちら(テクニカルレポート)

エンコーダ付

エンコーダ付をご用意しています。現在位置と指令位置とを比較することで、モーターの正常動作を確認できます。

エンコーダー

エンコーダの主な仕様

タイプ 標準タイプ
分解能 500P/R、1000P/R
角度精度 ±0.36°(モーター出力軸での換算値)
出力信号 A相、B相、Z相(3ch)
  • ※ 標準タイプの取付角寸法42mm、60mmは、分解能1000P/Rのラインアップもご用意しています。製品の詳細は こちら

角度精度について

実際の回転角度とエンコーダから出力される角度の誤差です。

角度精度について

モーター位置情報の検出が可能

現在位置モニタや位置ズレの検出などが可能です。
たとえば、現在位置と指令位置とを比較することで、モーターの正常動作を確認できます。

システム構成例

システム構成例
  • * モーター出力軸での換算値

再現性の高い原点出しが可能

励磁原点(安定点)でZ相信号が出力されるため、原点センサ(モーター軸に取り付ける1回転内原点を検出するセンサ)の代用ができます。
また、Z相出力信号とTIM出力信号の併用がしやすくなり、原点出しの再現性が上がります。

  • ※ モーター出力軸が原点から7.2°(高分解能タイプは3.6°)回転するたびにドライバから出力される信号です。

Z相出力のタイミングが定まっている場合
新エンコーダ(磁気式)

Z相出力のタイミングが定まっている場合 新エンコーダ(磁気式)

励磁原点(安定点)を中心に±3.6°の幅で、Z相信号を出力。

Z相出力のタイミングが定まっていない場合

Z相出力のタイミングが定まっていない場合

Z相信号の出力タイミングは不定のため、原点センサとしての代用はしづらく、TIM信号との併用も難しい。

小型エンコーダを搭載

取付角寸法56.4mmの場合

  • ※ 外形図のオレンジ色の部分はエンコーダ部です。
エンコーダのサイズ

電圧出力タイプとラインドライバ出力タイプを選択可能

電圧出力タイプとラインドライバ出力タイプをご用意しています。
また、エンコーダの配線に便利なケーブルを別売りでご用意しています。

モーターの種類

分類 タイプ 取付角寸法
[mm]
基本ステップ角度
[°]
付加機能
ギヤなし

標準

標準タイプ
20 ~ 85 0.72 エンコーダ

高分解能

標準タイプ
42、60 0.36 なし
ギヤ付き

TSギヤード

TSギヤードタイプ
42、60 0.024 ~ 0.2 なし

ラインアップ

タイプ 基本ステップ角度
[°]
取付角寸法
[mm]
励磁最大静止トルク
[N・m]
定格電流
[A/相]
ミニコネクタ仕様
ミニコネクタ仕様
コネクタ仕様
コネクタ仕様

標準タイプ

0.72 20 0.0231 0.35
28 0.052 ~ 0.091 1.2
42※1 0.22 ~ 0.5 1.8
56.4※2 0.44 ~ 1.5 2.8
60 0.66 ~ 2.1 2.4 ~ 3.8
85 2.1 ~ 6.3 2.8
高分解能タイプ

高分解能タイプ

0.36 28 0.042 ~ 0.09 0.35 ~ 0.75
42 0.26 ~ 0.44 1.8
60 0.78 ~ 2.3 2.4
標準タイプ エンコーダ付

標準タイプ エンコーダ付

0.72 28 0.048 ~ 0.091 0.35 ~ 1.2
42 0.22 ~ 0.5 1.8
56.4 0.44 ~ 1.5 2.8
60 0.66 ~ 2.1 2.4 ~ 3.8
高分解能タイプ エンコーダ付

高分解能タイプ エンコーダ付

0.36 28 0.042 ~ 0.09 0.35 ~ 0.75
42 0.26 ~ 0.44 1.8
60 0.78 ~ 2.3 2.4
TSギヤード タイプ

TSギヤードタイプ

0.2 ~ 0.024 42 0.65 ~ 2.3 1.8
60 1.8 ~ 6 2.8
※1
特性面やコネクタ形状の違いにより、ミニコネクタ仕様とコネクタ仕様をご用意しています。
※2
シャフト径がφ6.35mmの製品もご用意しています。詳細については、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。

関連製品

組み合わせドライバ(別売)

5相ステッピングモーター用ドライバもご用意しています。

  • 取付プレート付 ライトアングル

    コネクタの向きが横向きとなります。

    取付プレート付 ライトアングル
  • 取付プレート付

    コネクタの向きが上向きとなります。

    取付プレート付
  • 取付プレートなし

    コネクタの向きが上向きとなります。

    取付プレートなし
  • ※ 写真はパルス入力タイプです。RS-485通信タイプに取付プレートなしはありません。

詳細はこちら

CVDシリーズ Sタイプ

2相・5相ステッピングモーター駆動用DC電源入力のドライバです。
基板実装型の小型ドライバで、モーターの位置決めをSPI通信で制御するドライバと、パルス列で制御するドライバをご用意しています。

詳細はこちら

Sタイプドライバ

2相/5相ステッピングモーター用ドライバ
CVDシリーズ 多軸タイプ EtherCAT対応

EtherCAT通信に対応した、4軸タイプの2相/5相ステッピングモーター用ドライバです。通信ケーブル1本で入出力信号の配線ができるため、省スペース・省配線なほか、上位機器を介さずにエンコーダ情報を直接取りこむことができます。

詳細はこちら

多軸タイプドライバ

ステッピングモーター/ドライバの組み合わせのご紹介

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ パルス列入力タイプドライバ詳細へ
ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ パルス列入力タイプドライバ

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ パルス列入力タイプドライバ

ステッピングモーターをパルス列入力で簡単に運転をおこないたい。そんなニーズにお応えするモーターとパルス列入力タイプドライバです。高効率化・高トルク・低振動化をさらに追及し、性能をより向上させました。

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ RS-485通信タイプドライバ詳細へ
ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ RS-485通信タイプドライバ

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ RS-485通信タイプドライバ

ステッピングモーターを、Modbus(RTU)制御で動かしたい。タッチパネルで簡単にデータを設定したい。そんなニーズにお応えするモーターとRS-485通信対応のドライバです。上位制御機器1台に対して、ドライバを最大31軸まで接続して制御することが可能です。

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V-185

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ステッピングモーター PKPシリーズ

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ラインアップ・関連情報

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ラインアップ

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品名の見方

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システム構成

システム構成

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寿命について

寿命について

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よくあるご質問(FAQ)

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