安全増防爆型モーター
Kシリーズ

- 引火性蒸気などが発生する恐れがある場所で使用できるように、安全性を高めた構造
- 防爆構造規格検定に合格
- 出力 25/40W
特徴 | 安全増防爆型モーター Kシリーズ
防爆構造の種類
防爆構造とは、電気機器を可燃性ガスや引火性蒸気などの危険雰囲気中で使用しても、その機器が引火、発火、爆発などの事故の原因とならないような構造をいいます。 モーターの防爆構造には耐圧防爆構造、内圧防爆構造、安全増防爆構造の3種類があり、「安全増防爆型モーター」はこのうちの安全増防爆構造です。 安全増防爆構造とは、電気機器が正常に運転している場合に火花、アークまたは過熱を生じてはならない部分にこれらの発生を防止するため、温度上昇について特に安全度を増した構造のことをいいます。
使用環境
対象ガスの発火度分類…G3(発火点が200℃を超えるもの)
防爆機器は構造により使用できる周囲の雰囲気が規定されています。
安全増防爆型構造は火花やアークが発生しない構造ですから、爆発等級には関係なくG3のほかG2、G1の爆発性ガスに使用可能です。
使用場所……屋内2種場所
危険雰囲気が存在する時間と頻度によって危険場所が0種~2種まで3段階に分類されています。
安全増防爆型モーターは屋内2種場所でのみ使用可能です。常に爆発の危険性がある場所や屋外では使えません。
2種とは「通常の状態では爆発性ガスなどは存在しないが、装置の故障や操作の誤りなど異常な状態で危険雰囲気を生成する恐れのある場所」のことをいいます。
周囲温度範囲……-10℃~+40℃
過負荷保護装置について
安全増防爆型モーターは発火・爆発の原因となる温度上昇に対して安全度の高い設計になっていますが、過負荷で使われたり許容拘束時間を超えて拘束されると過熱し、事故につながる恐れがあります。過負荷保護装置を必ず2線以上に設置し、拘束時間が60秒以下になるようにしてください。 ※ 防爆電気設備に関する詳細は独立行政法人産業安全研究所発行の「工場電気設備防爆指針」を参照してください。
推奨過負荷保護装置
過負荷保護装置は必ず非危険場所に設置してください。
推奨過負荷保護装置
メーカー | 富士電機(株) | ||
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品名 | 電磁開閉器 | SW-03 | |
内訳 | 電磁接触器 | SC-03 | |
サーマルリレー | TR-ON |
ヒートエレメント定格
4IK25GN-SYN、4IK25A-SYN 0.15A~0.24A(0.15A)※
5IK40GN-SYN、5IK40A-SYN 0.24A~0.36A(0.24A)※
- ※( )内の数値はヒートエレメント定格の呼びを示しています。
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