ラック・ピニオンシステム
Lシリーズ
ACスピードコントロールモーター
DSCシリーズ搭載

- ラック・ピニオンとACスピードコントロールモーターを一体化した構造
- ACスピードコントロールモーター搭載
- ストローク100~1000mm
- 最大可搬質量67Kg
特徴 | ラック・ピニオンシステム Lシリーズ ACスピードコントロールモーター DSCシリーズ搭載
主な特徴
「簡単」に直動機構を構築
コンパクトな直線動作機構を簡単に構築
ラック・ピニオンシステムは、モーターの回転運動を直線運動に簡単に変換できます。
直動機構部はコンパクトな設計ながら、高強度加工を施していることにより、大きな負荷を搬送することができます。

ラック・ピニオンシステムの動き
歯切りシャフトのモーターをギヤ(減速部)で受け、さらに、ピニオンギヤからラックへ伝達し、直線動作に変換します。
設計から立ち上げまでの時間を短縮
当社のラック・ピニオンシステムを採用することで、自作する場合と比べて使用している部品を削減したり、設計・組み立てにかかる工数を大幅に減らすことができます。
構成部品数の比較
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<自作の場合> -
<ラック・ピニオンシステムの場合>

リーズナブルに上げ・下げの速度制御を実現
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上下駆動を58,800円から実現
シンプル構造のラック・ピニオンシステムとACスピードコントロールモーターの組み合わせで可搬質量6.6~67kgを実現。リーズナブルな価格で重量物の搬送が可能です。
- リニアドモーターとスピードコントローラの合計金額です。
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最長ストローク1000mm
装置にあわせてお選びいただける、ストロークのバリエーションをご用意しています。
使い方に合わせて選べる3つの可変速度範囲
上下運転での速度制御が可能なACスピードコントロールモーター DSCシリーズを搭載。
取付角寸法ごとに3つの可変速度範囲からお選びいただけます。
可搬質量と可変速度範囲(60Hzの場合)
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取付角寸法60mm -
取付角寸法80mm
ラックの停止位置を設定するためには、センサが必要です。
簡単取付で往復動作を可能にする「フォト・マイクロセンサセット」「リミットスイッチセット」の2種類をご用意しています。
DSCシリーズ搭載のメリット
小型スピードコントローラが、直動機構での速度制御を快適に実現
デジタル表示器による直線動作の見える化
コントローラ本体で、ラック速度、アラーム、ワーニング、I/O状態などのモニタや、各種設定・操作が可能です。

「テスト運転」を動画で見る
(モーター・ギヤヘッドとの組み合わせの場合)
<ラック速度の表示>
スピードコントローラの「減速比パラメータ」に製品ごとの減速比を設定することでラック速度を表示できます。
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小型コントローラ
体積は一般的なインバータ比で63%も小型。
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スピードコントロール(4速)
4つの運転データを設定でき、運転中にI/Oで切り替え可能。
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スロースタート・スローダウン
起動時、停止時のモーターの動きを滑らかにします。4速のデータそれぞれに異なる加速・減速設定が可能です。
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正逆運転
回転方向の指示通りに運転します。
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瞬時正逆運転
運転中のモーターの回転方向を瞬時に切り替えます。
(短サイクルでの切り替えは条件付で可) -
瞬時停止
運転中のモーターを瞬時に停止します。
(短サイクルでの運転・停止は条件付で可) -
外部速度設定可能
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並列運転(最大20台)
1つの外部速度設定器で最大20台を並列で運転可。
各モーター速度の微調整はコントローラのパラメータ変更でおこなえます。 -
回転速度範囲の制限
速度設定が可能な速度範囲をあらかじめ制限できます。
用途例
さまざまな用途に応用できるラック・ピニオンシステムは、部品感覚でお選びいただける、使い勝手の良い製品です。

取付面を変えることで、水平駆動、上下駆動どちらの方向でも使用できます。
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上下駆動も簡単です。電磁ブレーキ付なので、落下対策、負荷保持ができます。
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ラック先端のねじ穴を利用すれば負荷の締結やラックの固定が簡単です。
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高推力を利用し、プレスやテーブルをそのまま持ち上げる工夫もできます。
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重い扉などの上下開閉でも、開閉速度を自在に変えることができます。
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