Orientalmotorオリエンタルモーター株式会社

Q&A

製品カテゴリ:  ハイブリッド制御システム αSTEP 、 ステッピングモーター 、 ACサーボモーター 、 電動アクチュエータ

機種・シリーズ:  全般

内容:  配線方法 、 技術知識・資料・用語 、 設定方法・取り付け方法

Q&A No.: 396

Q.
プラス接地とは何ですか?また、マイナス接地との違いと注意点を教えてください。
A.

プラス接地とは、電源のプラス側をFG(フレームグラウンド)に接続する接地方法です。
日本ではマイナス接地が主流ですが、装置の種類によってはプラス接地が採用されることもあります。

接地方法で比較する断線時の信号状態について

・ シンクロジック(NPN)でマイナス接地をする場合

シンクロジックでマイナス接地をする場合<正常時>

シンクロジックのコントローラとドライバの、一般的な接続例です。
コントローラ側のトランジスタをONすると、ドライバ側のフォトカプラもONになり、装置が作動します。

ここで、コントローラとドライバをつなぐ信号線が断線した場合を考えます。

シンクロジックでマイナス接地をする場合<断線時>

もし、断線した信号線が筺体(FG)と接すると、FGを通じた回路が形成されます。
この回路はトランジスタを介さないため、フォトカプラをOFFすることができなくなり、装置の誤作動に繋がります。

では次に、プラス接地の場合を考えます。

・ シンクロジック(NPN)でプラス接地をする場合

シンクロジックでプラス接地をする場合<正常時>

正常時は、マイナス接地の場合と同じ仕組みでフォトカプラがONします。
ここで、先ほどと同じように、信号線が断線した場合を考えます。

シンクロジックでプラス接地をする場合<断線時>

上図のように、プラス接地の場合は、断線した信号線が筺体(FG)に接しても電流は流れません。
これにより、フォトカプラがONすることはなく、装置の誤作動を防ぐことができます。

・ ソースロジック(PNP)の場合

シンクロジックだけでなく、ソースロジックの場合についても検討します。
マイナス接地の場合は、断線した信号線が筺体(FG)に接しても電流は流れません。

ソースロジックでマイナス接地をする場合

プラス接地の場合は、シンクロジックのマイナス接地時と同じく、フォトカプラの誤作動の恐れがあります。

ソースロジックでプラス接地をする場合

プラス接地の注意点

プラス接地をおこなう場合、装置に含まれる機器(周辺機器含め)は、すべてプラス接地で統一してください。
プラス接地とマイナス接地の併用は非常に危険です。

・ プラス接地とマイナス接地の併用する危険性

PCはほとんどの場合、内部の0VとFGが接続されています。(マイナス接地)
以下の図は、プラス接地の機器(コントローラ、ドライバ)とPCを接続した場合の結線例です。

ソースロジックでプラス接地をする場合

図の通りPCのFGとFGが接続されているため、それぞれの電源がFGを介して繋がり、ショートします。
これにより、コントローラ、ドライバ、PCが破損する恐れがあります。

したがって、プラス接地をおこなう場合は、装置に含まれるすべての機器がプラス接地に対応しているか、必ずご確認ください。

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