ロボットコントローラ

MRC01

MRC01サイズ大
  • ロボットを簡単に導入制御
  • プログラミングソフトで簡単セットアップ
  • 垂直/水平多関節、直交ロボットの制御可能

特徴 | ロボットコントローラ MRC01

PLCを使ったシーケンス制御の経験がない機械設計の方にも、楽々動作

MRC01は、プログラミングソフト MRC Studioで設定した動作プログラムをPCだけで、かんたんにティーチング、動作確認することができます。

MRC01らくらく動作

既存のシステムに、ロボットをかんたん導入

MRC01と上位システムとの連携は、EtherNet/IP™でダイレクト制御。既存の設備の制御システムを大きく変更せずに、小型ロボット OVRや自作ロボットをかんたんに追加導入できます。

  • ※ EtherNet/IP™はODVAの商標です。
MRC01位置づけイメージ
※1
MRC01は、I/O接続(上位機器なし)でも動かすことができます。
※2
MRC01とAZシリーズのドライバ間は、RS-485通信で制御しています。

ロボットコントローラ MRC01とプログラミングソフト MRC Studioでかんたんセットアップ

自作ロボットの初期設定から動作プログラムまで、かんたんに設定できる「プログラミングソフト MRC Studio」をご用意しています。
また、MRC01との通信なしでティーチングが可能な「MRC Studio Simulator」もご用意しています。MRC Studio Simulator で作成したプログラムは、実際のロボット導入時にそのままご使用いただけます。
ソフトはどちらも無料でダウンロードいただけます。

Step1. ガイダンスに従って、迷わず初期設定。

ロボットタイプの選択や機構情報の入力など、一連の初期設定をウィザード形式でおこなえます。イラストを見ながらガイダンスの指示に従って設定することで、初めてでも短時間でロボットの初期設定ができます。小型ロボットOVRは機構情報があらかじめ入力されているため、より簡単に初期設定をおこなえます。

手順に従って設定

ウィザードメニューに従ってロボットの初期設定をすすめます。

手順に従って設定

ロボットのイラストを見ながら、アームの長さなどの寸法を入力

寸法は、イラスト内の入力欄に直接入力します。

アームの長さなどの寸法を入力

ロボットタイプを選択

(代表例)

水平多関節(スカラ) 垂直多関節 パレタイザー パラレルリンク
水平多関節(スカラ)
垂直多関節
パレタイザー
パラレルリンク
3リンク 先端軸昇降 3リンク ベース軸旋回+Rz軸 2リンク機構 ベース軸直動+Rz軸 パラレルリンク+Rz軸
直交 小型ロボットOVR
垂直多関節
小型ロボットOVR
水平多関節
直交 XYZ
直交 平面ガントリ(XY)
OVRシリーズ 垂直多関節ロボットアーム
OVRシリーズ 水平多関節ロボットアーム
XYZ 平面ガントリ(XY) OVR6048K1-V(6軸) OVR3041K3-H(3軸)

Step2. ラダーの知識は不要。項目選択で、動作のプログラミング。

プログラムの作成は、コマンドを選択していくかんたんな方式です。ラダーなどの専門知識がなくても直感的にプログラムを作成できます。P to P運転、直線補間運転、円弧補間運転、アーチモーションなどに対応しています。さらに、上位制御機器からEtherNet/IP経由で、直接運転データを実行することもできます。

必要なコマンドをドラッグ&ドロップ

「コマンド」欄から必要な動作を選んで、「シーケンス」欄にドラッグ&ドロップすると、「コマンド設定」欄が表示されます。

目標位置や速度を設定

目標位置の座標・移動量の指定、速度をコマンド設定欄に入力します。

必要なコマンドをドラッグ&ドロップ
コマンド
P to P 制御
直線補間
円弧補間(ヘリカル補間)
アーチモーション
パレタイジング
P to P 制御 直線補間 円弧補間(ヘリカル補間) アーチモーション パレタイジング

Step3. オンライン3Dシミュレーションで、動作確認。

プログラムの運転時間の表示 、ロボットの可動範囲などを考慮したプログラム内容の検証ができます。
3D グラフィック上で、実機を動かさずに動作を確認することが可能です。

  • ※ シミュレーションと実機の動作は差異が生じる可能性があります。
  • ※ シミュレーションは MRC01 との通信が必要です。
3Dシミュレータ
3Dシミュレータ

2Dビジョンセンサとの連携機能で、さらに高度な作業を自動化

2Dビジョンセンサを使ったロボットビジョンシステムの構築

ロボットコントローラ MRC01 は、ビジョンセンサで取得したワークの位置や角度の情報を使って、ロボットを運転させるための便利な機能を搭載しています。

2Dビジョンセンサを使ったロボットビジョンシステム構成図例

画像処理機器、PLCの対応機種について

上記構成図は、株式会社キーエンス製 CV-X シリーズとの接続例です。

他社ビジョンセンサとの対応状況はこちら

キャリブレーションについて

2D カメラと連携するために、MRC Studio を使ってあらかじめキャリブレーションを行います。イラストを見ながら画面の指示に従って操作するだけで簡単に設定ができ、補正工数を削減できます。(カメラは 2 台までキャリブレーションができます。)

他社のビジョンセンサや画像処理ソフトとの対応状況

MRC01との組み合わせで動作確認したビジョンセンサや画像処理ソフトです。

メーカー ビジョンセンサ、画像処理ソフト システム構成例
キーエンス XG-X
CV-X
VS-L
三菱電機 VS80
コグネックス In-Sight 2800M
In-Sight 8000
MVTec Software MERLIC
HALCON
CKD Facilea

システム構成例①

ロボットビジョンシステムの一般的な構成例です。

用意する機器

  1. カメラ
  2. カメラコントローラ
  3. PLC
  4. MRC01
  5. ドライバ
  6. ロボット

システム構成例②

カメラコントローラがカメラに内蔵されている構成例となります。
シンプルなシステム構成が可能です。

用意する機器

  1. カメラ
  2. PLC
  3. MRC01
  4. ドライバ
  5. ロボット
画像処理ソフト画面(例:COGNEX)

システム構成例③

カメラコントローラの機能をPC(ソフトウェア)で実現する構成例です。
MRC01の制御はPCまたはPLCで行ないます。
PCで制御する場合はPLCレスでロボットビジョンシステムを構築することができます。

用意する機器

  1. カメラ
  2. PC
  3. PLC
  4. MRC01
  5. ドライバ
  6. ロボット
  • ※ 必要に応じてご用意ください。
画像処理ソフト画面(例:MERLIC)

アプリケーション例

ワークの位置情報検出、寸法・外観検査など、2D カメラとの連携で実現する自動化は数多くあります。 一例をご紹介します。

位置補正

煩雑に並んだワークを整列(固定カメラ方式)

色認識

色の違うワークを選別(ハンドアイ方式)

複数のユーザー座標系(ワーク座標系)の設定が可能

複数の作業エリアで同一作業を繰り返す場合に有効です。運転プログラムを変えずに、作業の起点を変更することが可能です。

座標系はティーチング画面から設定

任意の位置を3つまで原点に設定することができます。設定はMRC Studioのティーチング画面からおこないます。

  • 原点に設定する位置までロボットを動かす
    原点に設定する位置までロボットを動かす
  • 座標系を選択
    座標系を選択
  • 現在位置を原点に設定
    現在位置を原点に設定

1つのプログラム内で簡単に切替可能

座標系は、運転プログラムの座標系切替コマンドでも変更可能です。1つのプログラムの中に複数の座標系切替コマンドを追加できます。

MRC Studio Simulator 購入前の検討段階でロボットの動作確認が可能

MRC Studio Simulator は、ロボット本体やMRC01がなくても、実際の動きを想定したシミュレーションが可能なソフトウェアです。
MRC Studio Simulator で作成した運転プログラムは、実際のロボット導入時にそのままご使用いただけます。

プログラミングソフト MRC Studio Simulator

MRC Studio Simulator と MRC Studio(製品版)の違い

どちらも無料でダウンロードいただけます。機能の違いは次の通りです。

項目 MRC Studio Simulator MRC Studio(製品版)
ロボットコントローラ MRC01との通信 -
セットアップ
ロボットコントローラ MRC01 やドライバと通信する項目は設定できません。
PCへの設定データファイルの保存
ファイルを開く
.mrcxtファイルを開けます。
また、設定プログラムのサンプルファイルもご用意しています。
.mrcxファイルを開けます。
MRC Studio Simulator で作成したデータファイルのインポート -
ティーチング
運転プログラム作成
テスト運転
パラメータ設定
設定できないパラメータがあります。
詳細は、MRC Studio Simulator の[ヘルプ]>[使い方を表示]でご確認ください。
モニタ
モニタ出来るのは以下内容です。
  • ロボットのTCP座標
  • 各軸の角度
  • 手系
  • 使用中のツールオフセットの番号
  • 使用中の座標系の情報
  • パレットモニタ(パレットの大きさなどの情報、現在のセル番号など)
  • ロボット情報モニタ(ロボットのリンク長さなどの機構情報)

外部機器との接続が必要な信号系の情報はモニタできません。
  • ※ MRC Studio Simulator では各軸の負荷条件は考慮されていないため、実際の動きに差異が生じる可能性があります。
    初めて実機を動作させる際は、運転速度率を下げてお試しいただくことを推奨しています。

組み合わせ製品

小型ロボット OVRのほか、AZシリーズおよびAZシリーズを搭載した電動アクチュエータと組み合わせることができます。

小型ロボット OVR

小型ロボット OVR詳細へ
小型ロボット OVR

小型ロボット OVR

AZシリーズ

αSTEP AZシリーズ 位置決め機能内蔵タイプ詳細へ
αSTEP AZシリーズ 位置決め機能内蔵タイプ

αSTEP AZシリーズ
位置決め機能内蔵タイプ

電動アクチュエータ

中空ロータリーアクチュエータ DGⅡシリーズ詳細へ
中空ロータリーアクチュエータ DGⅡシリーズ

中空ロータリーアクチュエータ
DGⅡシリーズ

コンパクト電動シリンダ DRシリーズ詳細へ
コンパクト電動シリンダ DRシリーズ

コンパクト電動シリンダ
DRシリーズ

コンパクト電動シリンダ DRS2シリーズ詳細へ
コンパクト電動シリンダ DRS2シリーズ

コンパクト電動シリンダ
DRS2シリーズ

電動シリンダ EACシリーズ詳細へ
電動シリンダ EACシリーズ

電動シリンダ
EACシリーズ

電動スライダ EZSシリーズ詳細へ
電動スライダ EZSシリーズ

電動スライダ
EZSシリーズ

電動スライダ EZSシリーズ クリーンルーム対応詳細へ
電動スライダ EZSシリーズ クリーンルーム対応

電動スライダ EZSシリーズ
クリーンルーム対応

ラック・ピニオンシステム Lシリーズ詳細へ
ラック・ピニオンシステム Lシリーズ

ラック・ピニオンシステム
Lシリーズ

電動グリッパ EHシリーズ詳細へ
電動グリッパ EHシリーズ

電動グリッパ
EHシリーズ

タブレット型のティーチングペンダント

タブレット型のティーチングペンダント

MRC Pendant for Tablet(ティーチングペンダントアプリ)をインストールしたタブレット型のティーチングペンダントをご用意しています。

  • ※ 日本国内専用品です。

詳細はこちら

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C-26

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ロボットコントローラ MRC01

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