モバイルロボットコントローラ

MVC01

モバイルロボットコントローラ MVC01
  • 搬送ロボットAGV/AMRの走行制御機能を搭載
  • 専用PCソフトで立ち上げからメンテナンスまでをサポート
  • IMU搭載でジャイロオドメトリを出力
  • BLVシリーズRタイプと組み合わせ可能

特徴 | モバイルロボットコントローラ MVC01

モバイルロボットコントローラ - 搬送ロボットの正確な運転を実現

  • モバイルロボットコントローラは、上位制御機器からの指令に基づいて搬送ロボットのモーターを制御します。
  • 自ら走行座標を把握することで、より正確な運転を実現します。
  • 上位制御機器で直接制御する場合と比較して、ROSノードや自作プログラムを削減できるため、ソフトウェア設計の負担を軽減できます。
  • モバイルロボットコントローラは、ブラシレスモーターBLVシリーズRタイプと組み合わせが可能です。
搬送ロボットに含まれる上位制御機器やI/O接続された機器からから受け取った指示をMVC01がらモーター制御している図

上位制御機器と役割を分担し、ソフトウェア開発の負担を軽減

モバイルロボットコントローラは、AGV/AMRの走行に必要な走行制御機能を搭載しています。車輪ごとの計算や軸間同期制御はモバイルロボットコントローラがおこなうため、ソフトウェア開発の負担軽減と立上げ時間の短縮に貢献します。

搬送ロボット(AGV/AMR)の走行制御機能をモジュール化

上位制御機器のみで制御 「上位制御機器+モバイルロボットコントローラ」で制御
上位アプリケーション、走行制御アプリケーション共に上位制御機器が担当 【役割を分担】
・走行制御アプリケーション→モバイルロボットコントローラが担当
・上位アプリケーション→上位制御機器が担当
ソフト設計負担 大 ソフト設計負担 小

構成部品比較(AMRの場合)

PCのみで設定した場合とPC+モバイルロボットコントローラーを導入した場合の接続図

アプリケーションの比較

走行制御システムをOMが提供しているため、開発負担減。モバイルルーターロボットコントローラが走行制御に担います。

走行制御のモジュール化による車輪や駆動方式などのカスタマイズ性の向上

ソフトウェアをすべてROSで開発した場合、車輪の変更など機構をカスタマイズした際にはROSのプログラムを変更する必要があり変更負荷も大きくなります。走行制御部分にMVC01を使うことで、車輪を変更した場合でも上位側の設定はそのまま、MVC Studioで簡単に再設定が可能です。

2輪差動駆動
差動駆動

ロボットをカスタマイズ

4輪メカナムホイール
メカナムホイール

車輪構成、ロボットのサイズ等の変更はMVC01を再設定するだけ

IMUによる正確な位置情報取得によりスリップを検知

モバイルロボットコントローラはIMUを搭載しているため、 ジャイロオドメトリで算出した位置情報を出力できます。
ジャイロオドメトリとは、IMUとモーターのエンコーダ情報から位置情報を推定する手法です。
不安定な場所を走行する場合、スリップによって実際のロボットと位置情報に誤差が生じやすくなりますが、IMUによって、より高精度な位置情報を出力できます。

高精度な位置情報を出力できる

慣性計測ユニット(IMU)

加速度センサとジャイロセンサを合わせたセンサ。
3次元の慣性運動(直交3軸方向の並進運動と回転運動)を検出する。

3次元の慣性運動を検出している図

設計に組み込みやすいコンパクトサイズ

狭いスペースにも収まるコンパクトサイズです。BLVシリーズRタイプのドライバと同等のサイズ感です。

モバイルロボットコントローラ
質量:60 g

幅65 mm 奥行き 75 mm 高さ24.2 mm

BLVシリーズRタイプドライバ
質量:120 g

幅65 mm 奥行き 75 mm 高さ29 mm

無料のサポートソフトMVC Studio

モバイルロボットコントローラの立ち上げからメンテナンスまでサポートするソフトウェアをご用意しています。各種パラメータの設定・編集が行えるほか、各種状態のモニタを行うことができます。ソフトは無料でダウンロードいただけます。

プログラミングソフト MVC Studio

ガイダンスに従って、迷わず初期設定

駆動方式(2輪駆動、4輪駆動等)の選択や機構情報の入力など、一連の初期設定をウィザード形式でおこなえます。イラストを見ながらガイダンスの指示に従って設定することで、初めてでも短時間で設定できます。

手順に従って設定

ウィザードメニューに従ってロボットの初期設定をすすめます。

①ロボットタイプの選択

2輪駆動、4輪駆動を選択

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②軸の設定

各軸ごとにギヤ比、回転方向を設定

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③ロボットの情報設定

ロボットの機構情報を設定

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④キャリブレーション

IMUのキャリブレーションを実行

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⑤動作確認

テスト運転を実施

画像を拡大する

立ち上げ・メンテナンスに役立つパラメータ設定、モニタ機能

パラメータ設定

設定したデータはPCに保存できるため、コントローラを交換しても同じ設定で使用可能です。

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モニタ機能

ロボットの位置、速度、入出力信号、アラームなどをモニタできます。

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プログラム作成をサポート

ROS2用のROSノード、マニュアル、サンプルコードをご用意しています。また、初めてのROS制御に不安がある、プログラム設計の時間を短縮したいという場合には、モバイルロボットコントローラとの連携も含めたサンプルプログラムの作成もおこなっています。

プログラムサポート適応範囲

  • MVC01に関する全般的な技術相談
  • Raspberry Pi等で制御したい場合のOSを含めた環境構築のサポート(ROS環境含む)
  • ゲームパッドを用いてMVC01を制御するサンプルコードの作成
  • ※ 外界センサ(ライントレーサやLiDAR)を用いた自律走行のサポートはお受けいたしかねます。
  • ※ プログラムサポートサービスの内容、費用については、こちらにお問い合わせください。
ROSサンプルコードを上位制御機器に書き込みしている図

組み合わせ製品

モーターは、ブラシレスモーターBLVシリーズRタイプと組み合わせることができます。
BLVシリーズRタイプには、車輪を直接取り付けできる駆動車輪用モーターもご用意しています。

ブラシレスモーター

BLVシリーズRタイプ(駆動車輪用モーター)詳細へ

BLVシリーズRタイプ
(駆動車輪用モーター)

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