小型ロボット OVR
4軸垂直多関節ロボット

- 平行リンク機構
- 部品を常時水平な状態で安定搬送
- 最大可搬質量5kg
- 最大リーチ長(水平)480/680/880mm
- 駆動モーター:バッテリレスアブソリュートセンサ搭載 AZシリーズ(DC入力)
特徴 | 4軸垂直多関節ロボット
平行リンク機構による軽量化と安定した水平搬送

平行リンク機構のため、下記のメリットがあります。
- 最大可搬質量5kg:2つのアームを駆動するモーターを下に配置することで、関節部分の重量を軽量化し、実現しました。
- 水平搬送:ロボットアームの先端が設置面と機構的に常に水平を保つことができるため、安定した水平搬送ができます。
セルフメンテナンス可能

一部のモーターをお客様にて交換できます。導入後のメンテナンス負担(コスト・時間)を軽減します。
- ※ 当社でも保守・メンテナンス時のモーター交換をおこなっています。最寄りの支店・営業所までお問い合わせください。
カスタム可能

購入時に、お客様の用途に合わせてアームの長さをカスタマイズすることが可能です。(リーチ長変更 580mm、780mm)
かんたんに制御できるロボットコントローラ

MRC01は、AZシリーズを搭載しているロボットを制御できるロボットコントローラです。
プログラミングソフトMRC Studioは(無料)はロボット制御未経験者でもすぐにマスターできるほど簡単なソフトです。

ロボットコントローラMRC01とAZシリーズドライバ(最大8軸搭載)をワンパッケージにした、MRCUシリーズもラインアップ。
ロボット導入における制御のハードルを下げ、立ち上げ時間の短縮に貢献します。
- 注:使用時には産業用ロボットとしての安全を配慮してください。(協働ロボットとしては使用できません)
バッテリレスアブソリュートセンサ搭載AZシリーズを採用

全軸αSTEP AZシリーズ(DC入力)を採用。
アブソリュート方式のため外部センサ不要で省配線、バッテリの管理不要でメンテナンス削減。
DC入力のため、電源ラインの引き回しが容易です。ラインへの設置やレイアウト変更に柔軟に対応できます。
ロボット導入前のお役立ちツール
仕様
品名 |
![]() OVR4048K5-V |
![]() OVR4068K5-V |
![]() OVR4088K5-V |
|
---|---|---|---|---|
軸数 | 4軸 | |||
入力電圧 | DC24V | |||
最大リーチ長 | 垂直 | 570mm | 750mm | 900mm |
水平 | 480mm | 680mm | 880mm | |
可搬質量 | 5kg | |||
標準サイクルタイム*1 | 0.7sec | |||
可動範囲*2 | S軸(旋回) | ±170deg | ||
L軸(下腕) | -27~+80deg | |||
U軸(上腕) | -58~+35deg | |||
R軸(手首旋回) | ±180deg*3 | |||
繰り返し位置決め精度*4 | ±0.05mm | |||
許容慣性モーメント(手首旋回軸) | 0.069kgm2 | |||
本体質量 | 16.5kg | 17.4kg | 18.0kg | |
設置形式 | 架台取付け | |||
定価 | 1,100,000円 | 1,200,000円 | 1,400,000円 |
- *1:負荷1kg時、高さ25mm、幅300mmの2点間を往復させるのに要する時間です。ロボットコントローラMRC01を使用した時のサイクルタイムです。
- *2:設置原点位置(0deg)を基準に±方向に動作できる範囲です。
- *3:ロボットコントローラMRC01を使用する際は±170degになります。
- *4:各軸減速機の仕様値に基づきます。
- *推奨電源容量DC24V 500W
外形図・動作範囲図
外形図(単位 mm)
OVR4048K5-V

OVR4068K5-V

OVR4088K5-V

動作範囲図(単位 mm)

品名 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | D1 | D2 | D3 | D4 | D5 | D6 | D7 | D8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OVR4048K5-V | 203 | 229 | 382 | 232 | 480 | 234 | 255 | 190 | 149 | 225 | 199 | 109 | 102 |
OVR4068K5-V | 221 | 281 | 508 | 300 | 680 | 342 | 380 | 317 | 166 | 317 | 266 | 148 | 172 |
OVR4088K5-V | 278 | 386 | 483 | 386 | 880 | 280 | 498 | 496 | 156 | 473 | 194 | 151 | 403 |
各種データ
システム構成
ロボット、ロボットコントローラ、ドライバ、ケーブルは別手配です。
ロボットコントローラMRC01とプログラミングソフトMRC Studioを使用することで簡単にロボット制御が可能です。
MRC01に接続できる推奨ドライバは DC 電源入力タイプのドライバ AZD-KD、またはminiドライバAZD-KR2Dです。

採用事例
4軸垂直多関節ロボットの採用事例をご紹介します。
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- 最大リーチ長(水平)390mm※、可搬質量1kg、繰り返し位置決め精度±0.1mm
- ※ アームの長さはカスタム可能
手首フリップ軸オプション

リンク機構によりアーム先端は常に下を向いているため、ピックアンドプレイスをさせるには4軸だけの制御で使用できます。
ただし、手首上げ下げ(フリップ)の要素がないと使いにくいという事例も多くあります。
「手首フリップ軸オプション」はその課題を解決するツールです。
- モーターハンドを90度持ち上げて棚からワークを掴み、梱包箱に入れる。
- ワークを取り上げて背面の画像を撮影してから箱詰めする。
- バイト、トーチを少し傾けて作業する。
など用途がさらに広がります。
- ※総重量:1.0kg未満(モーターハンドを含む)
- ※駆動源:AZシリーズ(DC24V)+ハーモニックドライブ®