省エネモーター(ブラシレスモーター)の実力をみてみた!
やってみた!
~ブラシレスモーターBMUシリーズにコンベヤをつけて実験してみました。~
カーボンニュートラルへの取り組みとして、省エネモーターを採用することでCO2排出量を削減するという方法があります。
その省エネモーターとして注目されているのがブラシレスモーターです。
ブラシレスモーターは、小型・高効率モーターにホールセンサを搭載し、フィードバック制御をおこなう専用回路(ドライバ)を組み合わせた速度制御モーターです。
今回はコンベヤ軸にACモーターを使用する箇所を、ブラシレスモーターに置き換えると消費電力量がどれくらい変化するかを実験してみました。
社内で実際に使用される装置と同じ機構・負荷条件を再現し、それぞれの消費電力量を比較しました。
システム構成
- コンベヤ
- 長さ1200mm×幅160mm
- バケット
- 長さ370mm×幅280mm×高さ130mmが2個 重量4Kg(積載物含む)
使用製品
- ブラシレスモーター
- BLM230HP-30S
- ACモーター
- 2IK6GV-JA(モーター)+2GV30B(ギヤヘッド)
用意したブラシレスモーターはBMUシリーズです。
BMUシリーズのドライバは、デジタル表示パネルと設定ダイヤルを搭載しており、ダイヤルを回すことで回転速度の設定ができます。
モーターは取付角60mm、30Wで減速比30のギヤがついています。
実際に実験をおこない、消費電力を比較した結果を動画にまとめました。
結果 2つのモーターの消費電力量
- ACモーター
- 17.5W
- BMUシリーズ
- 8.9W
ブラシレスモーターを使用することで48%の消費電力量の削減につがることがわかりました。
ちなみに…
出力60WでACモーターとブラシレスモーターの年間消費電力量を比較すると、1年間で37%の消費電力量の削減ができます。
カーボンニュートラルに貢献できるモーターをお探しの際はブラシレスモーターをご検討ください。