シート巻き取り装置(巻き取り部) 張力の自動調整によるシート破損・たるみ防止事例
課題
シートのたるみ、破損を防ぎたい(巻き取り部)

従来の装置
インダクションモーターを使用した、シートの製造装置の巻き取り工程。
- 用途
- 包装シート、テープ、フィルム、紙ロールの巻き取り
従来の問題点
- 巻き取り径の増加による、負荷や巻き取り速度の変化がおこり、シートのたるみや破損が発生していた
- テンションコントローラやトルク検出器をつけたかったが、コストが高いため採用できずにいた
解決策
トルクモーター TMシリーズ
巻き取りに適したモーター特性で、適切なテンションでの自動巻き取りを実現

巻き取りに求められる特性を備えたTMシリーズなら、シートを破損することなく、巻き始めから巻き終わりまで、適切なテンションで巻き取ることができます。
具体的なアプリケーション例

巻き取り中のトルク調整が不要
トルクモーターは、高速時にトルクが低く、低速時にトルクが高いという垂下特性を持っています。巻き始めの負荷が軽いところは早く動き、巻き取り終盤の負荷が大きくなったら、低速でトルクをしっかりと出すことができます。

安価なシステム構成を実現
TMシリーズ(トルクモーターとパワーコントローラ)の定価は、19,300円~34,400円です。
テンションコントローラやトルク検出器を使用するより、コストを抑えることができます。
専用のパワーコントローラで簡単トルク設定
トルク設定には、構成品の一つである、パワーコントローラを使用します。
内部トルク設定器、外部トルク設定器、直流電圧制御の、3つの設定方法を選択できます。
