設備復旧時間短縮の提案
課題
非常停止解除後の原点復帰に要する時間・工数を削減したい。
従来の問題点
外部のセンサを検出し原点復帰を行うため、センサの感度や原点復帰手順などの制約条件によって設備復旧に時間がかかっている。
- リミットセンサや原点センサを感知しながら、原点を検出するので時間がかかる。
- 原点から離れた位置からの原点復帰には時間がかかる。
- 原点復帰の順序が正しくない場合、ワークが装置と干渉して損傷する恐れがある。

リミットセンサ(±LS)や原点センサ(HOME)を感知しながら、原点を検出。
解決策
非常停止後も、停止位置から即座に運転を再開
αSTEP AZシリーズ/AZシリーズ搭載電動アクチュエータを使用することで位置決め運転中に電源が遮断されたり、モーター/ドライバ間のケーブルを外しても、位置情報は保持されます。位置決め機能内蔵タイプの場合、生産ラインでの非常停止や停電からの復旧の際、原点復帰をせずに位置決め運転を再開できます。

αSTEP AZシリーズ ABZO(アブゾ)センサ搭載の概要

- 小型のバッテリレスの機械式アブソリュートセンサです。
- ABZOセンサは歯車を複数搭載しており、個々の歯車の角度を認識することで位置情報を検出します。
そのためバッテリが不要です。 - 基準となる原点から、モーター軸で±900回転(1800回転分)の絶対位置が検出可能です。
- ※ 取付角寸法20mm、28mm(30mm)は±450回転(900回転分)です。
適用アプリケーション候補
OHT

マウンター基盤搬送軸

ハンドリングロボット

ボンダー
