Q.制御盤の換気冷却にプロペラファンを使用したいと考えています。 制御盤内の部品を効率よく冷却するためにはどうすればよいですか?

A.

ファンの効果的な使用方法を以下に説明します。

  1. 制御盤の上側に吐出し口、下側に吸込み口を設ける
    暖かい空気は上側に、冷たい空気は下側にたまります。
    制御盤の上側の吐出し口から暖かい空気を吐き出し、下側の吸込み口から冷たい空気を吸込むことで効率よく制御盤内の冷却がおこなわれます。

    図1 吐出し口と吸込み口の位置
    図1 吐出し口と吸込み口の位置
  2. 仕切り板などを設置し、冷却したい部分に風が通るよう流路を確保する
    図2では右上の部品に風が回りにくいのですが、図3のように仕切り板をつけ、風の流れる流路を確保することで右上の部品にも風が回るようになります。

    • 図2 仕切り板をつけないときの風の流れ
      図2 仕切り板をつけないときの風の流れ
    • 図3 仕切り板をつけたときの風の流れ
      図3 仕切り板をつけたときの風の流れ

    風の流れの違いを動画で見る

    プロペラファンの換気冷却について(仕切り板の有無による風の流れの違い)
  3. ファンの近くに隙間や穴を設けない
    吐出し口のファンの近くに隙間や穴がある場合は、風は冷却したい部品を通らずに隙間や穴から風が通ります。適切な風の流路を確保するためには、ファンの近くに隙間や穴を設けないでください。

    図4 ファンの近くに穴がある場合の風の流れ
    図4 ファンの近くに穴がある場合の風の流れ

    風の流れの違いを動画で見る

    プロペラファンの換気冷却について(ファンの近くに隙間がある場合の風の流れ)
  4. 吐出し口と同等の大きさの吸込み口を確保する

    詳細はこちらをご覧ください。
  5. ファンと壁との距離を100mm以上離す

    詳細はこちらをご覧ください。

製品カテゴリ: ファンモーター
機種・シリーズ: プロペラファン
内容: 使用方法・設定方法 、設置方法・取り付け方法
FAQ No.: 202

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