Q.AZシリーズで、Modbus(RTU) RS-485通信を使用します。運転データNo.0の「位置」に負の値を設定するにはどうすればよいですか?
例として、位置に-1000を設定したい場合、-1000は16進数で表現すると FF FF FC 18h になります。※
「位置」を設定するためのレジスタアドレスは、基準アドレス+2(上位)、基準アドレス+3(下位)で指示されます。
また、運転データNo.0の基準アドレスは1800hです。
よって、運転データNo.0の「位置」のレジスタアドレスは、1802h(上位)と1803h(下位)となります。
内容 | レジスタアドレス | 書き込む値 | 10進数の表示 |
---|---|---|---|
運転データ No.0 の位置(上位) | 6146 (1802h) | FFFFh | -1000 |
運転データ No.0 の位置(下位) | 6147 (1803h) | FC18h |
AZシリーズ(1号機)の運転データNo.0の位置に、-1000を設定する場合のクエリは、以下の通りです。
フィールド名称 | データ | 内容 | |
---|---|---|---|
スレーブアドレス | 01h | スレーブアドレス1 | |
ファンクションコード | 10h | 複数の保持レジスタへの書き込み | |
データ | レジスタアドレス(上位) | 18h | 書き込みの起点となるレジスタアドレス |
レジスタアドレス(下位) | 02h | ||
レジスタ数(上位) | 00h | 起点のレジスタアドレスから書き込む レジスタの数(2個=0002h) |
|
レジスタ数(下位) | 02h | ||
バイト数 | 04h | クエリのレジスタ数の2倍の値 | |
レジスタアドレスのライト値(上位) | FFh | レジスタアドレス 1802h の書き込み値 | |
レジスタアドレスのライト値(下位) | FFh | ||
レジスタアドレス +1 のライト値(上位) | FCh | レジスタアドレス 1803h の書き込み値 | |
レジスタアドレス +1 のライト値(下位) | 18h | ||
エラーチェック(下位) | 99h | CRC-16 の計算結果 | |
エラーチェック(上位) | 58h |
- ※ 10進数から16進数への変換は、関数電卓などで確実におこなってください。
製品カテゴリ: αSTEP 、電動アクチュエータ
機種・シリーズ: AZシリーズ、電動アクチュエータ AZシリーズ搭載
内容: 使用方法・設定方法 、機能・特性・仕様・外形図
FAQ No.: 331
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