Q.BMUシリーズを使用していますが、ドライバのフロントパネルに「AL30」というメッセージが表示されました。AL30とはどのような意味ですか?
「AL30」は過負荷状態を示すアラームです。以下の原因が考えられます。
- 連続運転領域を超える負荷が、「軸拘束時は除く過負荷アラーム検出時間」パラメータに設定した時間以上、モーターに加わった。または、出力軸が拘束された。
- モーターの温度が低い状態で起動した。
負荷状況、加減速時間などの運転条件をご確認ください。
<参考>BMUシリーズのアラーム一覧
アラーム コード |
アラーム名称 | 原因 | 処置 | ALARM- RESET 入力※1 |
---|---|---|---|---|
![]() (AL20) |
過電流 | 地絡などによって、過大な電流がドライバに流れた。 | ドライバとモーターの配線に破損がないか確認してください。 | 無効 |
![]() (AL21) |
主回路過熱 | ドライバの内部温度がアラームの検出温度を超えた。 |
|
有効 |
![]() (AL22) |
過電圧 |
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![]() (AL25) |
不足電圧 | 電源電圧が定格の約60%以下になった。 |
|
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![]() (AL28) |
センサ異常 | 運転中に接続ケーブルのセンサ信号線が断線した、または接続ケーブルのセンサコネクタが外れた。 | ドライバとモーターの接続を確認してください。 | |
![]() (AL30) |
過負荷 |
|
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![]() (AL31) |
過速度 | モーター出力軸の回転速度が約4800r/minを超えた。 | ||
![]() (AL41) |
EEPROM異常 |
|
パラメータを初期化してください。 | 無効 |
![]() (AL42) |
初期時 センサ異常 |
電源を投入する前に、接続ケーブルのセンサ信号線が断線した、または接続ケーブルのセンサコネクタが外れた。 | ドライバとモーターの接続を確認してください。 | 有効 |
![]() (AL46) |
初期時 運転禁止※3 |
「外部運転信号入力」パラメータが「OFF」の場合、運転スイッチがRUN側のときに、電源を再投入した。 | 運転スイッチをRUN側からSTAND-BY側にしてください。 | |
「外部運転信号入力」パラメータが「ON」の場合、FWD入力またはREV入力がONで運転スイッチがRUN側のときに、電源を再投入した。 |
|
|||
「外部運転信号入力」パラメータが「RE」の場合、FWD入力またはREV入力がONのときに、電源を再投入した。 | FWD入力またはREV入力をONからOFFにしてください。 | |||
![]() (AL6E) |
外部停止※4 | EXT-ERROR入力がOFFになった。 | EXT-ERROR入力を確認してください。 |
- ※1
- アラームの解除方法
- 有効
- 以下の3通りです。
- ALARM-RESET入力をONにする
- モニタモードのアラームリセットを実行する
- 電源の再投入
- 無効
- 電源の再投入
- ※2
- 短時間運転領域を超える負荷で運転したとき、または出力軸が拘束されたときは、最長5秒でアラームが発生します。ただし、「軸拘束時は除く過負荷アラーム検出時間」パラメータでの設定を5秒以下に設定すると、その設定した時間で過負荷アラームが発生します。
- ※3
- 「初期時運転禁止アラーム」パラメータが有効のときに発生します。
- ※4
- EXT-ERRORを入力端子に割り付けているときのみ発生します。
製品カテゴリ: スピードコントロールモーター
機種・シリーズ: BMUシリーズ
内容: 使用方法・設定方法 、異常・トラブル
FAQ No.: 420
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