Q.AZシリーズ 多軸ドライバと株式会社キーエンス製PLCを使用しています。 現在座標をプリセットするにはどうしたらよいですか?
品名
オリエンタルモーター株式会社製ドライバ(MECHATROLINK-Ⅲ) : AZD2A-KM3、AZD2B-KM3、AZD3A-KM3、AZD4A-KM3
株式会社キーエンス製PLC(位置決め・モーションユニット) : KV-XH04ML、KV-XH16ML
以下の手順でおこなってください。
① 原点復帰方法の設定
株式会社キーエンス製 KV STUDIOで原点復帰方式を「データセット式」にしてください。

② プリセットの実行
原点復帰要求リレー[先頭リレー番号+0310+400×(軸番号-1)]をONにして実行するか、試運転で原点復帰を実行することでプリセットできます。
<試運転での原点復帰によるプリセットとその結果>

<ユニットモニタでのプリセット前とプリセット後の座標の変化>

<補足>
データセット式の原点復帰は、位置決め・モーションユニットの現在座標を0にするだけで、帰還位置(モーターのABZOセンサからの位置情報)は0にはなりません。

位置決め・モーションユニットの帰還位置の0位置とモーターのABZOセンサの0位置を合わせたいときは、以下の手順を実行してください。
- ①
-
原点にしたい位置でドライバの拡張スイッチ(EXT-IN)を押してプリセットします。
- 1)
- POWER LED(緑)とALARM LED(赤)が点滅するまで、拡張スイッチ(EXT-IN)を押し続けます。
- 2)
- POWER LED(緑)とALARM LED(赤)が点滅している3秒の間に、拡張スイッチ(EXT-IN)から手を離してもう一度押します。
- 3)
- プリセットが実行されると、POWER LED(緑)とALARM LED(赤)が両方点灯し、その後POWER LED(緑)だけが点灯します。
- ②
-
当社サポートソフト MEXE02のステータスモニタを立ち上げ、指令位置を確認します。
- ③
-
株式会社キーエンス製 KV STUDIOで試運転を打ち上げ、「強制動作許可」と「強制サーボオン」のボタンをクリックします。
-
-
モーターが励磁すると、少し動く場合があります。
-
- ④
-
ステータスモニタの指令位置を見ながら、試運転のインチングで0の位置に移動します。
-
- ⑤
-
原点復帰(データセット式)を実行。
この処理にてドライバの指令位置と位置決め・モーションユニットの指令座標の数字が一致します。 -
製品カテゴリ: αSTEP 、ネットワーク対応製品・コントローラ
機種・シリーズ: AZシリーズ 多軸ドライバ 、電動アクチュエータ AZシリーズ搭載 多軸ドライバ
内容: 使用方法・設定方法
FAQ No.: 481
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