中空軸タイプギヤヘッドに負荷軸はどうやって取り付けるの?
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照代さん!遅いじゃないですか!ずっと待ってたんですよ!
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打ち合わせが長引いちゃったのよ。今日はどうしたの?
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「中空軸タイプギヤヘッドは、どうやって負荷軸を取り付けたらいいの?」とお客様から聞かれたんです。
あと、「スペーサーって必要なの?」とも聞かれたんですが、上手く説明ができなくて…。
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中空軸タイプだと中身が見えないから、イメージがつきにくいのも無理ないわね。
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カタログにある説明やイラストも見たんですけど、エンドプレート、穴用止め輪、スペーサーなど使うんですよね。
でも何で必要なのか、いまいちイメージがつかないんです。
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なるほどね。まずどのように負荷軸を取り付けるか分かる?
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「エンドプレートを使用する方法」と「穴用止め輪を使用する方法」です。
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そうね。負荷軸の形状が違ったりしているけど、実際の取付方法はそんなに大きく違わないのよ。
カタログで紹介している図をよく見てみて。
◇エンドプレートを使用する方法
◇穴用止め輪を使用する方法
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本当だ!負荷軸が段付形状でない場合は、負荷軸と穴用止め輪の間にスペーサーが入っている違いだけだったんですね!
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最近はエンドプレートを使用した取り付けが多いようね。
それぞれの部品の役割をまとめた表があるから見てみて。
●各部品の主な役割について
部品名 |
主な役割 |
キー |
動力の伝達 |
穴用止め輪 |
負荷軸の抜け止め |
エンドプレート |
ボルトの受け |
スペーサー1 |
ボルトの受け |
スペーサー2 |
穴用止め輪の保護、隙間調整 |
ワッシャ |
ボルトの緩み防止 |
ボルト |
負荷軸とギヤヘッドの固定 |
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「スペーサーは必要なの?」という質問だけど、実はこのスペーサーはとても重要なの。
上の図を見るとわかると思うけど、穴用止め輪の内径が大きいから、これが無いと負荷軸を固定するボルトと平ワッシャが引っ掛からずに抜けてしまうのよ。
あと「キーはどこに配置すれば良いの?」というご質問もよく聞くわね。
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上図だと、キーの位置がギヤヘッドの左側だったけど、ギヤヘッドに添付されているキーが中空シャフト内に納まっていればどこでもいいのよ。
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そうだったんですね!
さっそくお客様に説明してきます!
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ちょっと待って学くん。新しく発売されたACモーターのKIIシリーズ 直交軸ギヤードタイプもご紹介してね。
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もちろんです!「高トルク」「高強度」「お求めやすい価格」と3拍子揃った新製品を、ご紹介しないわけがありません!
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いいとも~!!
あっ、少し調子にのり過ぎました…。