静止角度誤差

モーターの理論上の停止位置と実際の停止位置とのズレのことです。
ローターの任意の停止位置を出発点とし、1ステップずつ360°測定したときの(+)方向の最大値と(-)方向の最大値との幅を表します。
ステッピングモーターは無負荷状態で±3分(0.05°)以内の精度を持っています。そのわずかな誤差はステータとローターの機械的精度や、ステータ巻線の微小な抵抗・ばらつきなどによるものです。
しかし、実際の用途においては必ず摩擦負荷が存在します。その際の角度精度は、角度・トルク特性より、摩擦負荷に応じた角度変異を生じます。