高出力・DC電源入力ブラシレスモーターユニット BLVシリーズの開発

2011年12月22日時点の情報です。

ブラシレスモーターは小型、高効率で速度制御が可能なモーターです。近年はBCP(Business Continuity Plan)の観点からバッテリ電源(DC電源)でブラシレスモーターを駆動する用途が増えています。またAGV(Automated Guided Vehicle)に多く採用されており、積載量の増大に伴いモーター出力の大型化が求められています。
DC電源入力で高出力(200/400W)を実現したブラシレスモーターユニット「BLVシリーズ」の特徴について紹介します。バッテリ電源での駆動に適した特性を持ち、さまざまな用途に使用いただけるよう充実した機能を搭載しています。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. BLVシリーズの特徴
  • 3. バッテリ電源対応
    • 3.1.広い電源電圧範囲に対応
    • 3.2.電源電圧低下時の特性
  • 4. 2種類の応答モードを搭載
  • 5. 高出力設計
    • 5.1.モーター設計
    • 5.2.ドライバ設計
  • 6. ワーニング機能
  • 7. ベクトル制御の採用
  • 8. 通信機能を搭載
  • 9. 中空軸フラットギヤヘッドタイプをラインアップ
  • 10. まとめ
お知らせ ここでは、「1. はじめに」の内容のみを掲載しています。
続きは以下よりPDFをダウンロードのうえ、ご覧ください。

1. はじめに

各種速度制御用モーターの中で、ブラシレスモーターは省エネルギー、省スペース、幅広い速度制御範囲、高い速度安定性などの特徴を持っており、さまざまな装置や機器の駆動源として使用されています。近年では、半導体や液晶、電子部品の製造装置などを中心としてより精度の高い搬送用途への採用が増えており、こうした市場のニーズに応えるべく、当社ではブラシレスモーターユニットの商品ラインアップを拡充してきました。
近年はBCP(事業継続計画)の観点から停電対策として、バッテリ電源で駆動するブラシレスモーターの採用が増加しています。そのため通常時はスイッチング電源でモーターを駆動し、停電時などの非常時のみバッテリ電源駆動に切り替えて使用するという方法がとられています。
バッテリ電源使用の代表的な例としてはAGV(無人搬送装置)があげられます。この分野では、重量物を搬送するために従来のモーター出力では足りなくなってきています。
こうした市場のニーズに応え、バッテリ駆動に適した高出力BLVシリーズをラインアップしました(図1)。ここではBLVシリーズの特徴について紹介します。

BLVシリーズ
図1 BLVシリーズ

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