スピードコントロールモーターユニット DSCシリーズの特長と制御技術
2014年10月16日時点の情報です。
DSCシリーズは、堅牢な単相インダクションモーターと、小型・低ノイズで長寿命なスピードコントローラを組み合わせた、ACスピードコントロールモーターの新製品です。使い勝手を向上させるため、デジタル設定や各種モニタが行える操作パネルを設けています。また、新しい制御技術により従来品ではできなかった、“インダクションモーターでの瞬時正逆運転“と“減速制御機能による巻き下げ運転(電磁ブレーキ付タイプのみ)”の機能を実現しました。
DSCシリーズの特長と新しく採用した制御技術について紹介します。
1. はじめに
インダクションモーターへの印加電圧を位相制御方式で変化させ、安定した速度制御を実現するACスピードコントロールモーターは、堅牢なACモーターと、小型・低ノイズ・長寿命なスピードコントローラを組み合わせた製品です。当社では、約40年前から市場のニーズに応えながら数多くのACスピードコントロールモーターを開発・ラインアップしてきました。そして、多くの産業用機器の動力源として使用されています。
DSCシリーズは、従来のACスピードコントロールモーター(以下 従来品)ではできなかったインダクションモーターでの瞬時正逆運転や、外力によりモーター出力軸が回されてしまう巻き下げ運転などでの速度制御を、新しい制御技術で実現しました。また、デジタル速度設定や各種モニタなどができる操作パネルを本体に搭載し、使い勝手も向上しています(図1参照)。
ここでは、DSCシリーズの特長と制御技術について紹介します。

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