トルクモーター
TMシリーズ

- 巻き取り、張力調整、押し合て用のモーターとして最適
- パワーコントローラとの組み合わせで、モータートルクを簡単調整
- 出力 3~20W
特徴 | トルクモーター TMシリーズ
TMシリーズの概要
トルクモーターは大きな起動トルクを持ち、低速時にはトルクが高く、高速時にはトルクが低い特性(垂下特性)を持ちます。
この特性を生かし、巻き取りや張力用のモーターとして幅広い用途でお使いいただけます。
モータートルクを簡単調整
TMシリーズは、パワーコントローラの内部トルク設定器などで、モータートルクを簡単に設定・調整することができます。

簡易的な巻き取り・張力調整におすすめ
シンプルなシステム構成
テンションコントローラやサーボモーターを使った高精度な制御が必要ない場合、TMシリーズを使うことで、シンプルなシステム構成で張力調整が実現できます。
簡易的な巻き取り・張力調整を始めるのにお求めやすい価格
テンションコントローラやサーボモーターよりも低コストで巻き取り・張力調整システムを構成できます。
パワーコントローラの特徴
システムにあわせた3種類のトルク設定方法
「内部トルク設定器」「外部トルク設定器」「外部直流電圧」からトルクの設定が可能です。
外部直流電圧の場合、上位PLCと接続して直流電圧で制御でき、自動化にも貢献します。
内部/外部を切り替えることにより、2段階のトルク設定も可能です。

トルク微調整機能を搭載
設定値に対する実際のモーター出力トルクは、モーターごとに多少のばらつきがあります。
TMシリーズのパワーコントローラには、このばらつきを調整するためのトルク微調整設定器(ADJUST機能)を搭載。
並列運転時など、複数のモーターを使用するときに、簡単に各モーターのトルク差を補正することができます。

充実の機能
- モーターの接続不良を検知するアラーム出力機能(サーマルプロテクタオープン検出)
- 内部/外部による2段階トルク設定
- CW/CCW切り替えによる瞬時正逆運転
- 信号入力のシンク/ソースロジック切り替え
用途例
巻き取り
トルクモーターの垂下特性は、一定速度・一定張力で巻き取る用途に適しています。
-
<繊維巻き取り> -
<テープ巻き取り> -
<フィルム巻き取り> -
<シート巻き取り>
張力調整(ブレーキ)
トルクモーターのブレーキ力を利用して、巻き取り時に材料のたるみを防ぐ張力用に使用できます。
-
<シート張力調整> -
<リード線張力調整> -
<包装張力調整> -
<フィルム張力調整>
- 巻き取り用途、張力(ブレーキ)用途で使用する場合の選定方法については、以下のページで詳しく説明しています。
選定事例-巻き取り機構
-
押し当て
拘束状態や、拘束に近い低速運転でも安定したトルクが得られるため、押し当て運転に適しています。※
-
締め付け
拘束状態や、拘束に近い低速運転でも安定したトルクが得られるため、ねじなどを締め付ける用途に適しています。※
- ※ 拘束状態では出力トルクが大きくなります。ギヤヘッドやリニアヘッドを使用する場合には、当て止めは絶対におこなわないでください。当て止めをすると、衝撃によりギヤヘッドやリニアヘッドが破損する恐れがあります。
使いやすさを追求
モーターとパワーコントローラ間は20mまで延長可能
モーターとパワーコントローラ間を20mまで離して使うことができます。
モーター取付場所と制御盤が離れている場合でもご使用いただけます。
-
簡単配線、DINレール対応
パワーコントローラの接続端子は、制御系と動力系で上下に分かれているので、配線もすっきりおこなえます。また、DINレールにもダイレクトに取り付けることができます。
-
グローバル電圧対応
日本国内および海外の主要国の電源電圧に対応した製品をラインアップしています。
また、パワーコントローラは1台で世界の主要電圧をカバーする、ワイド電圧対応です。
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