ラック・ピニオンシステムの特徴と構造

ラック・ピニオンシステムはラックピニオン機構とモーターを組み合わせた電動アクチュエータです。

「コンパクト」「高強度」な直線動作機構を簡単に構築

ラック・ピニオンシステムは、モーターの回転運動を直線運動に簡単に変換できます。
直動機構部はコンパクトな設計ながら、高強度加工を施していることにより、大きな負荷を搬送することができます。

ラック・ピニオンシステムの構造

ラック・ピニオンシステムの動き

歯切りシャフトのモーターをギヤ(減速部)で受け、さらに、ピニオンギヤからラックへ伝達し、直線動作に変換します。

設計から立ち上げまでの時間を短縮

ラック・ピニオンシステムは、設計・組み立てにかかる工数削減に貢献します。

構成部品数の比較

  • <自作の場合>
    自作の場合
  • <ラック・ピニオンシステムの場合>
    ラック・ピニオンシステムの場合

省スペース化

ラック両端のねじ穴を固定して本体部を自走できます。
モータースペースが確保できないような大きさの装置では効果的です。

スペースの有効活用が可能です

上下駆動で大きな負荷を搬送できます

ラック・ピニオンシステムは、モーメントを考慮しない取り付けであれば、可搬質量分をそのまま搬送できます。

  • <ボールねじ機構の電動スライダの場合>
    ボールねじ機構
  • <ラック・ピニオンシステムの場合>
    ラック・ピニオンシステム

用途例

さまざまな用途に応用できるラック・ピニオンシステムは、部品感覚でお選びいただける、使い勝手の良い製品です。

用途例
用途例