BLE2シリーズ+速度設定器でトルクを測定してみた!

やってみた!

~ モーターを駆動するために必要なトルクがわかる! ~

モーターでは運転中のトルクを負荷率として見ることができますが、これを応用して、モーターで力=トルクを測定してみました。

ブラシレスモーターBLE2シリーズのアナログトルク制限機能と、速度設定器PAVR2-20Kを使います。

BLE2シリーズドライバの表示部、操作パネルと外部速度設定器

まず、サポートソフトMEXE02で「速度・トルク制限指令選択」の項目を「速度がデジタル設定、トルクがアナログ設定」に設定します。これにより、モータートルクが外部速度設定器:PAVR2-20Kのつまみに応じて変化します。

サポートソフトMEXE02

まず、サポートソフトMEXE02で「速度・トルク制限指令選択」の項目を「速度がデジタル設定、トルクがアナログ設定」に設定します。これにより、モータートルクが外部速度設定器:PAVR2-20Kのつまみに応じて変化します。

その後、負荷を取り付けて、運転信号:FWDをONします。そして、MEXE02の波形モニタ画面で、「検出トルク」「外部直流電圧」「TLC出力」をモニタしながら、つまみを回します。回転速度はデジタルで設定最小値の50r/minとします。

MEXE02の波形モニタ画面

波形モニタの画面を見ると、つまみの回転に伴い、検出トルクが増大しています。検出トルクが170%時にトルクが一定となり、TLC出力がOFFしています。100%がモーター定格トルクとなり、今回使用したモーターの場合、定格トルクが0.096N・mのため、170%だと0.163N・mとなります。
アナログトルク制限機能を用いる事で、負荷の状態を観察しながらゆっくりとトルクを上げる事ができます。TLC出力のタイミングで負荷の動き出しを観察でき、そのポイントの検出トルクが負荷が動き出す時のトルクです。
モーターが駆動するために必要なトルクを簡単に確認できます。

  • ※ デモ機を用いて実機確認したものですので保証値ではありません。

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MEXE02の波形モニタ画面