グリップコンベヤ(サイドコンベヤ)の速度調整事例
課題
2本のベルトを等速で運転したい

従来の装置
2台の三相インダクションモーターで2つのコンベヤを駆動し、円筒状(ビンやペットボトルなど)のワークを挟み込み搬送(速度制御にはインバータを使用)
- 用途
- ワークへの印字、ラベル貼り
従来の問題点
- ベルトに速度差が生じるとワークが回転してしまい、印字・ラベル貼り付け位置がバラつく
- 三相インダクションモーターをインバータで調整しているが、微妙な速度調整が難しい
解決策
ブラシレスモーター BMUシリーズ
デジタル設定と優れた速度安定性で等速運転を実現

ブラシレスモーターBMUシリーズを採用することにより、微細な速度設定と速度変動が少ない安定した運転が実現します。ベルトの速度差を簡単になくすことができ、ワークの品質が向上します。
具体的なアプリケーション例

優れた速度安定性
速度変動率(対負荷)は±0.2%※1です。
例えば3000r/min設定時のモーター軸上の速度幅は±6r/min。1/20のギヤを使用した場合は±0.3r/minです。
複数軸の速度同期が簡単に図れるほか、重量が異なる多品種のワークを流しても、安定した運転が可能です。
デジタルによる微細な速度設定

速度を1r/min単位で細かくデジタル設定※2できます。
2軸の速度を正確に設定できます。
- ※1
- 三相インダクションモーターとインバータを組み合わせた場合は-15%(参考値)
- ※2
- コンベヤの速度(m/sec)での速度表示や設定も可能