ミキサー(攪拌機) 安定した速度での攪拌事例
課題
安定した速度で攪拌したい

従来の装置
三相インダクションモーターでシャフトを回転させ、均一に攪拌する装置。(速度制御にはインバータを使用)
- 用途
- 食品や化粧品などの液体・粉体の攪拌
従来の問題点
- 攪拌中に粘度や粘性が変化し、攪拌に時間がかかったり、品質にバラツキが生じる。
(負荷トルクの変化に、モーターの回転速度が影響を受けている)

解決策
速度変動率の良いブラシレスモーターで
負荷変動の影響を最小限にとどめ
安定した速度での攪拌を実現

BMUシリーズ、BLHシリーズなどのブラシレスモーターを採用することにより、負荷が変化しても、低速から高速まで安定した回転速度で駆動することができます。
具体的なアプリケーション例

多品種の液体や粉体への対応が可能
フィードバック制御とPWM制御により、負荷の変化に左右されない安定した速度制御が可能です。
BMUシリーズ | BLHシリーズ | |
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外観 |
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電源入力 | AC電源入力 | DC電源入力 |
出力 | 30W、60W、120W、 200W、300W、400W |
15W、30W、50W、 100W |
速度変動率(対負荷) | ±0.2% | ±0.5%※ |
速度制御範囲 | 80 ~ 4000r/min (速度比 1 : 50) |
100 ~ 3000r/min※ (速度比 1 : 30) |
- ※ アナログ設定時、PWM入力設定時の値です。デジタル設定の場合、速度変動率(対負荷)は±0.2%、速度制御範囲は80~3000r/minです。
表中の2製品は、当社で取り扱っているブラシレスモーターの代表例です。
AC電源入力タイプでは、速度変動率や速度範囲の特性がより高い製品もご用意しています。各シリーズの比較表はこちら。
食品機械用H1グリース対応ギヤヘッドをラインアップ(※一部シリーズのみ)
食品用攪拌機には、食品機械用H1グリースを採用したギヤヘッドがおすすめです。

食品機械用H1グリースとは?
NSFに「偶発的に食品に接触する可能性がある用途に使用できる潤滑剤」のカテゴリーに登録されたグリースです。
NSF(NSF International)とは
米国に本部を置く、公衆衛生及び環境に関わる、基準の開発、製品の認証、監査、教育、リスク管理などのグローバルサービスを提供する国際的な第三者認証機関です。
- ※ こちらのギヤヘッドは、BMUシリーズ / BLE2シリーズにて取り扱っています。
小型・軽量化を実現
三相インダクションモーターからブラシレスモーターへ変更することによって、小型・軽量化が可能です。
【寸法・質量比較(丸シャフトタイプのモーター)】
当社の三相 インダクションモーター |
BMUシリーズ コネクタタイプ |
BLHシリーズ | |
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イメージ |
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出力 | 90W | 120W | 100W |
取付角寸法 | □90mm | □90mm | □90mm |
全長 | 135mm | 50.4mm 84.6mm削減 | 57mm 78mm削減 |
質量 | 3.6kg | 1.1kg 2.5kg削減 | 1.4kg 2.2kg削減 |