ねじ締め機 ネジのかじり・ネジ頭のつぶれ防止事例
課題
ねじのかじりを防ぎたい

従来の装置
社内設備の自作のねじ締め機。(特殊な形状のワークにねじを締めるため、自作をしている。)
- 用途
- ねじ締め
従来の問題点
- モーターのトルクが大きすぎて、ねじ山の一部が破断してしまう(かじってしまう)、ねじ頭をなめてしまう
- ねじが締まっていることを手動で確認する必要があり、作業効率が悪い
解決策
αSTEP ARシリーズ
「押し当て運転」機能で
適切なトルクでの締め付けを実現

αSTEP ARシリーズを採用することにより、かじりが起きないよう、モーターのトルクを調節した締め付けが可能です。また、移動量のフィードバックを上位PLCに取り込むことで、モーターの状態を確認できます。
具体的なアプリケーション例

「押し当て運転」機能で、締め付けトルクを制限
締め付けるトルクを押し当て電流の設定で制限することができます。押し当て運転中は、過負荷のアラームにならずに、締め付けを継続できます。
設定したトルクに達すると、TLC出力がONします。
- ※ ギヤードタイプでは、押し当て運転をおこなわないでください。ギヤ破損の原因となります。
移動量のフィードバックとTLC出力により、ねじ締めの状態を確認
内蔵のローター位置検出センサにより、上位PLCへの移動量のフィードバックが可能です。移動量とTLC出力の情報を取り込むことで、締め付けの状態を確認できます。
ねじ締め機とスライダの制御を統一
ARシリーズ搭載の電動スライダ EASシリーズや電動スライダ EZSシリーズをスライダ部に採用すれば、装置全体の制御を統一することができます。同じシリーズのモーター、ドライバを使用するため、精度の高く安定した同期運転をおこなえます。
また、配線の統一による設計・立ち上げ工数の削減や、保守部品の統一による費用の削減などのメリットもあります。