ポンプ駆動音の静音化対策事例
課題
モーターの駆動音を小さくしたい

従来の装置
ステッピングモーターを使用した、液体を一定量・正確に吐出する装置。(モーター制御には自作ドライバを使用)
- 用途
- 病院内での試薬製造
従来の問題点
- 静かな環境で使用しているため、装置の音が気になる
- 騒音の原因となる振動を抑えるため、防振ゴムやダンパを用意する必要がある
解決策
ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズ
専用設計ドライバで低振動・低騒音化

ステッピングモーター PKPシリーズ/CVDシリーズは、モーターの特性に合わせたドライバを採用しています。自作ドライバでは調整の難しい低振動化を、防振ゴムやダンパなしで実現し、低騒音化に貢献します。
具体的なアプリケーション例

マイクロステップ駆動を極め、低振動・低騒音をさらに追求
全速度領域でのマイクロステップ駆動により、どの速度域でも低振動です。さらに専用設計ドライバで、モーター特性に適した振動抑制制御をおこなうため、自作ドライバ駆動の2相ステッピングモーターと比べ、駆動音がとても静かです。
5相ステッピングモーターPKPシリーズ/CVDシリーズは、さらに優れた振動特性をもっています。低騒音にこだわりたい用途に最適です。
CVDシリーズの低振動化について、テクニカルレポートを発行しています。
ドライバの制御と回路技術について、さらに詳しく知りたい場合は、テクニカルレポート RENGAをご覧ください。
防振ゴムやダンパを省き、エンコーダなどの付加機能へ変換
PKPシリーズ/CVDシリーズでは、モーターそのものを低騒音化するため、防振ゴムやダンパなどの振動対策は不要です。
部品を省略したスペースに、位置管理用のエンコーダを設置するなど、新しい付加機能を検討することができます。
使用する機器 | 一般的な2相ステッピングモーター +振動対策用の部品 |
PKPシリーズ エンコーダ付 |
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外観 |
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メリット |
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エンコーダー付モーターを使うことで、現在の位置のモニタや、位置ズレの検出などが可能になります。
