エンコーダ付モーター 活用提案
モーターの制御や信頼性向上を目的に、エンコーダやセンサを使用するケースが多く見られます。
しかしそれにつきものなのが、設計・製造部門でのさまざまな業務やコストの増加、レイアウトの制約です。
エンコーダ付モーターは、小型エンコーダをアッセンブリした状態でお届けするため、トータルコストダウンと装置設計の自由度向上に貢献します。
回転方向、位置、速度の検出が必要な装置には、エンコーダ付モーターがおすすめです。


現場からこんな声はありませんか?
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設計部門
- 部品の選定や図面の管理に手間がかかっている
- カップリングがあるためスペースが必要
- センサのレイアウトが難しい
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製造部門
- 取り付けや配線に時間がかかる
- 心出しや信号の位置調整が難しい
- メンテナンスの交換部品が増えて大変
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エンコーダを使用している場合 -
スリットセンサを使用している場合 -
ドグとセンサを使用している場合
そのお悩み、エンコーダ付モーターなら解決できます。
トータルコストダウンを実現
設計部門:部品点数削減と設計業務の効率化
部品点数の削減だけでなく、当たり前のようにおこなわれてきた、さまざまな業務を削減できます。
これにより、立ち上げのスピードアップにも貢献します。
製造部門:作業工数を大幅に削減
あらかじめエンコーダをアッセンブリした状態でお届けするため、「取り付け作業」「心出し(アライメント)」「信号の位置調整」などの、ある程度経験が求められる作業も削減できます。これに伴い、作業手順書の作成や管理も減らせます。
また構成がシンプルになるので、カップリングをはじめとするメンテナンス対象部品も削減できます。

設計の自由度向上
省スペース化に貢献
エンコーダやフォトマイクロセンサを固定するために必要だったスペースが不要になるため、装置の小型化とレイアウトの自由度向上に貢献します。
目的にあわせて選べるエンコーダとモーター
エンコーダ
新規設計だけでなく、既存装置を流用した設計など、さまざまな状況に対応できる2種類の出力タイプをご用意しました。
ラインドライバ出力 | 高速で長距離の伝送が可能。また耐ノイズ性にも優れている。 |
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電圧出力 | 部品点数を抑えたシンプルなインターフェイスの設計が可能。 |
【エンコーダ部仕様】
シリーズ | PKPシリーズ | RKⅡシリーズ | |
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出力回路 | ラインドライバ出力/電圧出力 | ラインドライバ出力 | |
応答周波数[kHz] | ラインドライバ出力:200以下 電圧出力:100以下 |
200以下 | |
出力電圧 | Hレベル | ラインドライバ出力:2.5V以上 電圧出力:4.3V以上 |
2.5V以上 |
Lレベル | 0.5V以下 | 0.5V以下 | |
出力形式 | インクリメンタル | インクリメンタル | |
分解能[P/R] | 2相:200、400※ 5相:500 |
500 | |
出力信号 | A相、B相、Z相(3ch) | A相、B相、Z相(3ch) |
- ※ 高分解能タイプとSHギヤードタイプは400P/Rのみ
エンコーダについて詳しく知る
エンコーダとは、モーターの回転速度と位置を検出するためのセンサです。
当社のエンコーダ付ステッピングモーターは、インクリメンタルエンコーダを採用しています。
仕組み・構造を知る
出力信号(A相・B相・Z相)の使い方について知る
活用事例を見る
モーター
装置の要求仕様に合わせてお選びいただけます。
トルク特性 | 振動 騒音 |
シリーズ | 基本ステップ 角度[°] |
取付角寸法[mm] | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
□ 20 |
□ 28 |
□ 35 |
□ 42 |
□ 50 |
□ 56.4 |
□ 60 |
□ 85 |
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5相 AC |
DCに比べ、 さらに高速域まで高トルク |
2相に比べ、 さらに低振動・低騒音 |
RKⅡシリーズ![]() |
0.72 | ● | ● | ● | |||||
5相 DC |
主に高速域で高トルク | PKPシリーズ![]() |
0.72 | ● | ● | ● | ● | |||||
2相 DC |
主に低速域で高トルク | 低振動・低騒音 | PKPシリーズ![]() |
1.8 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
PKPシリーズ 高分解能タイプ ![]() |
0.9 | ● | ● | ● | ||||||||
PKPシリーズ SHギヤードタイプ ![]() |
0.05~0.5 | ● | ● |
PKPシリーズは、駆動するためのドライバを別途お求めください。