AC長寿命プロペラファン MREシリーズのラインアップ
2010年10月22日時点の情報です。
ファンモーターは電子機器の冷却に多く使用されていますが、寿命が3~6年と電子部品と比べると短く、定期的な交換が必要とされています。この定期メンテナンスを低減させるために、ファンモーターへ要求される機能として長寿命化が望まれています。この要求にお応えするためオリエンタルモーターでは、DC長寿命ファンMDEシリーズのラインアップに加え、新たにAC入力長寿命ファンMREシリーズを発売しました。
商品の特徴、長寿命化を支える技術及び信頼性の検証方法について説明します。
目次
- 1. はじめに
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2. 製品の特徴
- 2.1.期待寿命100,000時間の長寿命
- 2.2.コネクタ接続
- 2.3.回転低下アラーム付(取付角160mm、180mm)
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3. 長寿命を支える技術
- 3.1.故障曲線と長寿命化
- 3.2.信頼性解析技術
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3.3.長寿命化設計
- 3.3.1.玉軸受
- 3.3.2.モーターの高効率化
- 3.3.3.進相コンデンサ
- 3.3.4.アラーム回路
- 3.3.5.樹脂材料
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3.4.長寿命ファンの信頼性検証
- 3.4.1.玉軸受
- 3.4.2.アラーム回路
- 3.5.製造工程の管理
- 4. ラインアップ
- 5. まとめ
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1. はじめに
ファンモーターは電子機器などの冷却に多く使用されていますが、ファンモーターの寿命は3~6年と他部品と比べると短く、定期的に交換が必要な部品として位置付けられています。当社では、このメンテナンス工数の低減を狙いとしたDC入力の長寿命プロペラファンMDEシリーズを2000年に発売しました。一方、AC入力の小型ファンモーターでは、隈取りモーターが主流のため効率が悪いなどいくつかの原因でファンモーターの長寿命化が難しい面がありました。これらを克服し、AC入力の長寿命プロペラファンをMREシリーズとして取付角104mm~180mmの4タイプを発売しました。
ここでは商品の特徴、長寿命化を支える技術および信頼性の検証方法について述べます。

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