ロボット本体やコントローラがなくてもオフラインでティーチング可能な MRC Studio Simulator

MRC Studio Simulator は、ロボット本体やMRC01がなくても、実際の動きを想定したシミュレーションが可能なソフトウェアです。 無料でダウンロードできるため、ロボット導入を検討している段階でも気軽にご利用いただけます。
様々なロボットタイプに対応
垂直多関節、水平多関節(スカラ)、直交、パラレルリンクなど、様々なロボットを選択できます。
ロボットタイプ(代表例)
水平多関節(スカラ) | 垂直多関節 | パレタイザー | パラレルリンク |
---|---|---|---|
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3リンク 先端軸昇降 | 3リンク ベース軸旋回 +Rz軸 |
2リンク機構 ベース軸直動 +Rz軸 |
パラレルリンク +Rz軸 |
直交 | OVRシリーズ 垂直多関節 ロボットアーム |
OVRシリーズ 水平多関節 ロボットアーム |
|
---|---|---|---|
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XYZ | 平面ガントリ(XY) | OVR6048K1-V(6軸) | OVR3041K3-H(3軸) |
実際の操作の流れをシミュレート可能
ロボットのティーチングから運転プログラム作成、テスト運転の一連の流れを、MRC Studio Simulatorを使って確認していただけます。
ティーチング
ロボットの動きをグラフィックモニタで確認しながら、感覚的にティーチングすることが可能です。

運転プログラム作成
ティーチングしたポジションデータをワンクリックで運転データに転送できます。

テスト運転
テストモードをONすれば、作成したプログラムの自動運転を実行します。

MRC Studio Simulatorで作成したプログラムを本体導入時に流用可能
MRC Studio Simulatorで作成した運転プログラムは、実際のロボット導入時にそのままご使用いただけます。MRC01との通信なしであらかじめ運転プログラムを作成しておけるため、立上げ時間を短縮できます。
1. MRC Studio(製品版)を起動し、MRC Studio Simulatorで作成したデータファイルを選択・インポートします。

2. MRC Studio(製品版)に運転プログラムがインポートされます。

MRC Studio Simulator と MRC Studio(製品版)の違い
どちらも無料でダウンロードいただけます。機能の違いは次の通りです。
項目 | MRC Studio Simulator | MRC Studio(製品版) |
---|---|---|
ロボットコントローラ MRC01との通信 | - | ○ |
セットアップ | △ ロボットコントローラ MRC01やドライバと通信する項目は設定できません。 |
○ |
PCへの設定データファイルの保存 | ○ | ○ |
ファイルを開く | ○ mrcxt ファイルを開けます。 |
○ mrcx ファイルを開けます。 |
MRC Studio Simulator で作成したデータファイルのインポート | - | ○※ |
ティーチング | ○ | ○ |
運転プログラム作成 | ○ | ○ |
テスト運転 | ○ | ○ |
パラメータ設定 | △ 設定できないパラメータがあります。 |
○ |
モニタ | △ モニタ出来るのは以下内容です。
外部機器との接続が必要な信号系の情報はモニタできません。 |
○ |
- ※ MRC Studio Simulatorでは各軸の負荷条件は考慮されていないため、実際の動きに差異が生じる可能性があります。
初めて実機を動作させる際は、運転速度率を下げてお試しいただくことを推奨しています。
低価格のコントローラ、無料のソフトウェア
ロボットコントローラMRC01は、ロボット動作に必要な基本的な機能を搭載し、低価格での提供を実現しています。また専用プログラミングソフトMRC Studioは無料でダウンロード可能。ラダープログラムなどの専門知識がなくても、直感的にプログラムを入力できます。

製品選定段階から装置設計をサポート
- 専任スタッフがお客様に代わってモーターを選定します。
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